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父の野望(いろいろと大丈夫か?編)
皆さんこんにちは~。前回のnoteはいつもと違った雰囲気でしたが、また元に戻っていきますね(笑)今回のテーマは「市代表」です。いったい何の代表なんでしょうか?変態度ですかね。うんそれなら金メダイ級!!
父は約30年ほど前から「サウンドテーブルテニス」※盲人卓球というものにはまっていた。あまりにもはまりすぎて石川県で国体が行われた際に県に申請して社会人のクラブを作ってしまったくらい(笑)
相変わらず父の活動力はすごい。猪突猛進とまではいかないものの、とにかくスキーのジャンプ並みに突っ込んでいく。ちなみに父は飛ばないのでそのまま突っ込んでいくだけだが。
そんな父に大きな野望があった。それはこの「サウンドテーブルテニス」を卓球の本場、中国に広めたいという野望である。
うん、父よ。それは野望ちゃう、「無謀」やで。
この言葉が舌骨あたりまで出かかったが、とりあえず、回腸まで引っ込めておいた。うん、私やさしい。いい息子やわ。
とりあえず父にやさしく、「あほなこといっとらんととりあえず大会で優勝してな」(いや、いつか夢はかなうよ。父さん。)
あれ、なんか言うことが違ったような気がするけど。まぁ、いいやろ。
そんな話を忘れたころに、父がお世話になっている方からお誘いが。
「盲導犬を広めるために中国に一緒に行かないか?」
というお誘いであった。しかも、障害者スポーツも一緒に広めていこうということであったため、父は超テンションアップ↑
とりあえず、妹の休みを確認し、一週間ほどかけて中国に行くことに。しかし、これからが大変であった。
その時の中国は「盲導犬」を受け入れたことがなかったのである。しかも中国では食用の犬があり、犬を食べる文化もあり、盲導犬を中国につれていくというのはかなり難航した。
※現在は2016年に盲導犬を育成する協会が中国で設立し、盲導犬の普及が始まっています。
結局、一緒に行く方だけ盲導犬を連れていくこととなり、うちのわんこは自宅でお留守番することになった。
私は、あまり興味がなかったが、一緒に行く妹はワクワクしていた。
そして父が何の気なしにひとこと。
父「ちょっと金沢市長にあってくるわ。」
私とっさに、
私「何か悪いことでもしたん?」
うん、めっちゃ反射でいってしもた。いつもの癖で(笑)
父「あほか。今回はちゃんとした市の交流で、一応VIP扱いや。ほら、言葉遣いに気を付けよ。VIPやぞ、VIP。」
ちょっとイラっときました。VIPやなくてピップエレキバンでもはっとけや。
そして、次の日の朝刊に、父と一緒に行かれる方の写真が。そして市長の親書つき。重大なお役目が与えられました(笑)
そして、中国に旅立った父は「サウンドテーブルテニス」を中国に広める野望をかなえたのでした。
結論:次はパラリンピック種目やな(by父)
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