安藤ろぽふ

1991年生。商社勤務を経た大学院生。専門は戦後ソ連史、趣味は80年代カルチャー。20…

安藤ろぽふ

1991年生。商社勤務を経た大学院生。専門は戦後ソ連史、趣味は80年代カルチャー。2019年9月~2020年6月、サンクトペテルブルク留学予定。

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  • 私をソ連に連れてって

    • 2本

    1991年生の筆者が、ソ連とバブルの「記憶」を追体験した結果、なんとなく見えてきたものを書き残します。

最近の記事

書評『計略のない頭はカボチャに似たり : 「ソ連流」脅しの交渉術 商談・会議・説得に勝つ』寺谷弘壬

学部時代、中国史の講義を受けていたとき、唐代がご専門の先生がこのようなことを言われた。 「中国史研究の際、小説を史料として用いることが多くあります。」 曲がりなりにも史学科の学生だった私は少しギョッとした。なぜなら、史料とされるのは公文書、書簡、日記といった当時の人々が書き残したものであって、百歩譲っても新聞記事くらいまでが史料の範囲だ、と思っていたからである。小説という作家の著した創造作品は、書き手の頭の中を文字にしたものであって、架空の世界の物語だ。史料とは対極の位置

    • 何から伝えればいいのか

      はじめまして。安藤ろぽふと申します。 1991年生。会社員を経た大学院生です。詳しい自己紹介はツイッターをご参照ください。 https://twitter.com/return_to_2000 このマガジンは、基本的に1986~1991年の「バブル時代」を中心とする日本と「ソ連」という、あまり関連性がない二つの項目を、リンケージさせることをコンセプトとしています。 私は1991年2月に生まれました。景気動向指数の上では、バブル景気が崩壊したまさにその年月で、10か月後には

    書評『計略のない頭はカボチャに似たり : 「ソ連流」脅しの交渉術 商談・会議・説得に勝つ』寺谷弘壬

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