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バイク好きのルーツ

自分のバイク好きのルーツはどこから来ているのか。

最初の出会い

遡ってみると、僕がまだお腹の中にいる時に、母親は親父が運転するカブの後ろに横乗り(!?)で乗っていたらしいので、それが最初になる。すでに胎教でエキゾーストノートを聴かされていたということか。

1歳か2歳の頃、僕が夜なかなか寝ないので困った親父がカブの前に乗せて近所を走ると、嘘みたいにスヤスヤと寝たらしい。

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《2歳 実家の前で》


ゴレンジャーも好きだった。子どもの頃はアカレンジャーの自転車を買ってもらって乗っていた。

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《ちなみにアカレンジャーのバイク、ベース車両はスズキのGT750だそうだ》


『これだ』と決めた瞬間

ところがだんだん大きくなるにつれて、バイクへの興味が薄れていって、引っ込み思案でヘタレだった僕は『バイクは不良の乗り物』と思うようになった。

だが転機は高校1年生の時に訪れた。

連れがお姉ちゃんからヤマハJOGを借りて、僕の家まで乗ってきた。「ちょっと乗ってみたら?」と勧められるままに跨ってアクセルを捻った。

当時のJOGはいわゆる“旧JOG”で、物凄くエンジンがパワフルだった。

そんなことなどついぞ知らない僕は『スクーターなんかオバさんの乗り物やろう』と完全に舐めてかかっていた。

『ウォンッ!』という音とともに体が置き去りにされ、首がガクンと後ろに持っていかれるほどの強烈な加速に、心が震えた。

その瞬間から、僕はバイクの虜になった。


そして生涯の友に

しかし僕が通っていた高校は、【免許を取らせない、バイクを買わせない、乗らせない】という三ない運動の学校だった。

学校には内緒で原付免許を取りに行き、親から借金をして最初に買ったバイクはスズキのHI up R(ハイアップアール)。

卒業間際になってからバイクの免許を持っていることが先生にばれ、危うく退学処分になりかけたので、『不良の乗り物』という認識もあながち間違ってはいなかったのかもしれない。

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《すごくいいバイクだったのに三ヶ月ぐらいで盗まれてしまった》


その後、たくさんのバイクを乗り継いで今の相棒 XJR1300と出会った。

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《45年後 同じ場所で撮影》


僕はJOGのアクセルを捻った16歳のあの日から、ずっとバイクと共にある。そしてこれからも、死ぬまで乗り続けたいと願う。それが叶えば本当に幸せだ。

これほどまでにバイクが好きなのは、生まれる前からバイクに乗る時のドキドキワクワクとした気持ちを、両親から感じさせてもらったからかもしれないなと、今改めて思っている。

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奥本雅史@二輪ライディングアドバイザー
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