HONDAのセーフティスキル検定を受けているんだが3回連続6級の判定でとても悔しかった件③
二輪車安全運転全国大会を目指していた僕が、2021年9月、12月、2022年3月と立て続けにセーフティスキル検定を受けていたのは、5月に行われる全国大会予選の奈良大会に向けて調整を万全にしておきたかったからです。
最初に出場しようと思っていた2020年の奈良大会、参加者の募集開始は確か4月1日でした。
僕はそのずっと前から申込書をしっかり準備して、募集の初日に奈良警察署へ行って意気揚々と申込書を提出しました。
しかし、ほどなく政府から緊急事態宣言が出て、日本中の全てのイベントが中止に。
「いやいや。これで今から1年間みっちり練習ができる」と超ポジティブに捉え、翌2021年も募集初日に申込書を提出。
しかし、数日後『やはり中止になりました』と電話がかかってきました。
三度目の正直となった2022年には、そろそろコロナも落ち着いてきて『今年こそ開催されるだろう』と期待していたので、全国制覇すべく入念に調整を重ねていたわけです。
ですが4月に募集されたのは、
おい、待ってくれ、二輪車安全運転フェア?
バイク女子ライディングスクール、、?
もう、運転技術を競い合う競技会の体すら無くなっていました。
この年、案の定、全国大会も開催が見合わされました。
そして、同年の12月「2023年以降は全国大会を開催しない」という衝撃のアナウンスが。
夢、破れる。木っ端微塵。
3年間、準備を積み上げては中止、積み上げては中止を繰り返し、トドメに今後は開催しないという非情な発表を受けてモチベーションはダダ下がりでしたが、しばらくの冷却期間を経てなんとか気持ちを立て直し、目標をセーフティスキル検定1級の取得に移したのです。
前置きが長くなってすみません。
話をセーフティスキル検定に戻します。
2022年3月に参加した検定では、自分よりレベルの高い方が二人おられたというのは前回書きましたが、その人達から学べる事がたくさんありました。
その内の1つが、お二人が着ていたプロテクター入りのメッシュ素材の上着です。本来の用途は、プロテクターが入っていない上着のインナーとして着用するための物なのですが、HMSは運動量が激しく、夏用の吸収速乾インナーの上にこのメッシュジャケットぐらいの薄着でないと、暑さでやられます。(以前、HMSに参加した時は4月にも関わらず熱中症になりました)
そして、首の負担(ヘルメットの重さは全て首にかかるので)を軽減し、広い視野が確保できるトライアル競技用ヘルメットと、
素肌感覚でハンドル操作ができるモトクロス用の超薄手グローブが、
セーフティスキル検定を攻略するための強い味方になってくれると思っています。
そうやって臨んだ2023年3月のセーフティスキル検定は、まさかの開催直前にギックリ腰を起こし参加を断念。
そこからさらに1年が経過した、2024年3月のセーフティスキル検定の申込み開始は、2024年1月15日の0時からでした。
ところが、どれだけ探しても申込みフォームがありません。もう一度開催日程を見てみると、、
開催中止。
翌日、中止の理由を電話で訊ねましたがよく分からず。こんなことってある?
何度も何度も何度も何度も笑っちゃうぐらい邪魔が入り、なかなか目標達成に至りませんが、この悔しさを忘れないために、玄関の扉の内側にセーフティスキル検定の基準表を貼り付けて日々眺め、モチベーションを保っています。
“臥薪嘗胆(がしんしょうたん)”とは、戦さに負けた王が毎晩、寝づらい薪の上で寝て痛みを感じ続け、もう一方の王は毎日苦い肝を舐めて負けた悔しさを忘れないようにしたという逸話から生まれた故事です。
僕の場合は、“戸裏貼表(こりちょうひょう)”という言葉を胸に、1級を取れるその日まで頑張りたいと思っています。
〜To be continued〜