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【リーンウィズで速くなる!?】番外編 定常円旋回・8の字・スラローム
ライディングテクニックを習得するためには、基礎的なトレーニングが欠かせません。
パイロンなど目印になるものと、小さな駐車場程度のスペースがあれば出来る簡単なトレーニングをご紹介します。
定常円旋回
これは、一本のパイロンを中心にして、同じ円の大きさを描きながらグルグルとその周りを回る練習です。
この時、リーン3態(リーンウィズ・リーンアウト・リーンイン)を使って回ってみて、それぞれのフォームによるバンク角の変化や、旋回半径の大きさの違いを感じてみてください。
左回り、右回りをそれぞれ行い、どちらも体に力を入れず、安定した円を描けるよう心がけます。
最も単純な練習ではありますが、目線の送り方やバランスの取り方を意識してやってみると、意外に奥が深いことに気づくと思います。
8の字
二つの目印を、10mほどの間隔を開けて置き、その目印を中心にして右旋回と左旋回、交互に繰り返す練習です。先ほどの定常円旋回に左右の切り返しが加わります。
旋回半径が5mほどの円ですので、旋回に入る時にグイッと首をひねって目線を進行方向の先へ送らないと回りきれません。(極端に言うと、後ろを振り返るようなイメージです)
また、定常円旋回の時はスロットル開度は一定で良かったのですが、8の字ではスロットルの開け閉めの操作が入ってきます。
具体的には、旋回に入る手前でスロットルを戻し、車体をバンクさせてステアリングの舵角がついたところでジワっと開け始め、リアタイヤの旋回性を引き出すように徐々に開けながら切り返しポイントに向かい、また旋回ポイント手前で戻す、という操作を繰り返します。
8の字には、ライディングのとても大切な基本が詰まっています。
《僕はプラスチック製の小さなパイロンを使っています。これなら踏んだ時に潰れてくれるので安心です。空き缶などを目印に使う場合、深くバンクしている最中に踏んでしまうと転倒する危険があります。》
スラローム
5mほどの間隔でパイロンを5本並べ、それを左右に縫って走る教習所でおなじみの練習です。🔺🔺🔺🔺🔺
ただ教習所のように、通過スピードの速さにこだわるのではなく、一つ一つのパイロンごとに、しっかりと車体をバンキングさせる(寝かす)ことを意識します。
パイロンの間隔が短いので操作が忙しくなりますが、スロットルも繊細にコントロールするようにしてください。
また、スロットルを開けて加速する時には上体を伏せる、スロットルを閉じて車体を寝かす時には上体を起こしてリアタイヤに荷重を載せる、という練習も併せて行うようにします。
これは、ライディング中の前後の荷重配分のコントロールにおいて非常に重要なポイントであり、それを身につけるためにスラロームはうってつけの練習となります。
最後に
以上、基本的で簡単なトレーニングばかりですが、どんなスポーツも基礎を磨かないで上達する方法はありません。
不意の転倒に備えて、プロテクター類もキチンと装備した上で、安全に練習に取り組んでください。
《※これらの練習は、自己の責任において、必ず安全な場所で行い、騒音など周囲の迷惑にならないよう十分に注意してください》
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![奥本雅史@二輪ライディングアドバイザー](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/173019721/profile_782be1a25e040d9f6c2b48584394ef8e.png?width=600&crop=1:1,smart)