【飲食店】終始満席の居酒屋さん。その理由は?
昨日から今日にかけて、大塚駅近くにあるOMO5東京大塚という星野リゾートのホテルに籠り、一人合宿をしていました。
昨夜、夜ご飯を食べるために、気分転換を兼ねてホテルの外に出てみました。
時間帯は20時を少し過ぎたくらい。
フラフラ歩きながら、ホテルの近くにある居酒屋さんを見て周りながら、どこで食べるか考えてました。
この居酒屋さんが繁盛している理由は?
数件見て回ったうえで入った居酒屋さんは、入店時にはカウンター席がラスト1席。
食事中に数組入れ替わりながら、退店するときも満席状態という繁盛ぶり。
駅から徒歩2分の立地。
飲み屋さんが集まってるエリア。
とはいえ、週の真ん中水曜の夜。
なのに終始満席状態のこの居酒屋さんに興味を持たずにいられませんでした。
職業病なのでしょうか?
お店に入って席に着いて食事をしながら(まだ仕事中だったのでノンアルでした)、そしてお店を出るまでの間、なぜこのお店は繁盛しているのかを観察・分析していました。
その結果、こういう理由かな?と思った点をいくつかシェアしたいと思います。
外の照明が明るく勢いを感じる
まずはお店の外観を撮影したので、下の画像をご覧ください。
上の画像では見切れてしまってますが、見切れた部分の上には提灯がズラーッと並んでいます。
遠くから見ても「お!?なんか良さそうな居酒屋があるぞ」と分かる雰囲気を醸し出してます。
たまに見かけませんか?お店の外観に照明をたくさん並べているお店を。
居酒屋に限らず、ラーメン屋でもこういった照明の使い方をしてるお店がありますよね。
外観に照明がたくさんあり、とにかく明るくて目立つ。
これは通りかかったお客様を引き寄せるための、ひとつの成功パターンと言えるでしょう。
店前看板を出してる
こういった店前看板を出してるお店が多いですよね。
これは地味に大事なことで、まだこのお店に入ったことがない見込み客にとって、どんな料理を提供しているのか、価格帯はいくらくらいなのかを知ってもらい、興味を持ってもらううえで有効な集客方法のひとつと言えます。
昨夜僕がこの大きな看板を眺めていると、お店から従業員のお姉さんが出てきて、以下のように声を掛けてくれました。
お一人様ですか?お席のご用意できてますよ!
む?まだ入ると決めてないのに、既に用意が出来ているだと?
と思いつつ、食事だけしたい旨を伝え、白飯があるか、どんな料理がオススメかを相談して、お店に入ることにしました。
このように声を掛けて招き入れるって、普通でしょ?
と思いがちですが、店内はカウンター席1席を残して満席状態。
忙しいにも関わらず、そのカウンター席を埋めるべく一人客っぽい見込み客に積極的に声を掛けるその行動は、意外と出来てないお店が多いのでは?
そう思わせてくれる対応でした。
スタッフに活気がある
これは他の居酒屋さんでもよくあることですが、とにかくスタッフの方たちに活気がありました。
特に魚系をメインで扱う居酒屋さんは、食材の鮮度・活きの良さを感じさるかのごとく、スタッフに活気があるお店が多いですよね。
僕がお店に一歩足を踏み入れると、さっきのお姉さんが店内に向かって
ご新規、一名様ご来店でーす!
と元気にコールすると、厨房やホールにいた恐らく全スタッフが
い~らっしゃいませぃ~~~!!!
と、圧倒されるくらいの声量で一斉にレスポンス!
そして、ちょっと面白かったのが、帰るお客様をお見送りするとき!
お見送りするスタッフの
お客様、お帰りで~す!
というコールに対して、他の全スタッフが
ヨッ!毎度おおきに~~!!!
と、また大声量でレスポンス。
とにかく徹底されたコール&レスポンスでした。
(なぜ関西弁なんだろ?笑)
お迎え三歩、お見送り七歩・・・
先日、これが大事だと記事に書きましたが
お迎え三歩どころではなくお迎え十歩というほど歩み寄って、声を掛けてくれたのは既に書いたとおり。
注目したいのは、帰り際。
お店を出たとき、お見送りしてくれたスタッフさんはお店のドアまで約三歩くらいだけですが連れ添ってくれました。
なのに、僕がお店の前から歩き出すまで、ずっとお店の入口で見送ってくれてました。
正直、どうせならお店の外まで数歩出てお見送りしたらいいのに・・・と残念に感じたものの、入口に立つ店員さんはしっかりと
またお待ちしてます!気を付けて!!
と、最後まで笑顔でしっかり見届けてくれてました。
まぁ、よくある感じだよね。ともいえることですが、既に書いたように店内は僕が抜けたカウンターの1席を除いて満席状態。
忙しいはずなのに、ちゃんと見送るスタッフ。
率直に言って悪い気はしないですよね。お客側としては。
というか、疎かにされてない感はしっかり伝わってきました。
まとめ
僕が注文した料理はこちら。
アジフライ(大きいアジフライが四等分されてる)、おでん(味玉、大根)、あら汁、白飯、ウーロン茶、お通し(千切りキャベツと味噌肉)という内容。
料理の味は、まぁ普通です。普通に美味しい。
料理で特に差別化できてる訳ではないのに、満席状態の店内。
繁盛している理由は上に書いたように、
❶遠くからでも分かる見込み客を引き寄せる照明の使い方。
❷店前まで来た見込み客の足を止めさせる店前看板。
❸看板を見てる見込み客を招き入れる声掛け。
❹一人でも入りやすい雰囲気。
(女性の一人客もいました)
といったところでしょうか?
上記の❶と❷はやってるお店が多いと思いますが、意外と出来てないのが❸ではないでしょうか?
集客のテクニックというよりは、スタッフ教育で教え込まれているのかもしれませんが、声を掛けられなかったら僕は他のお店に行っていたかもしれませんからね。
ちょっとした声掛けでも、集客に繋がるというひとつの例になるのではないでしょうか。
シンプルにまとめると、やることをちゃんとやっているか?ちょっとしたことに気付けているか?ということでしょうか。
ちょっとしたことが実はとっても重要だったりしますからね。
正確に把握していませんが、東京はかなり久しぶりに飲食店が通常営業できるようになりました。
これから年末に向けて、飲食店はこれまでの分も取り戻す勢いで営業されていくのでは?と思い、飲食店を経営されてる方の参考になれば、とこのような記事を書いてみました。
少しは消費者目線の意見として参考になったでしょうか?
参考になってくれてるといいんですが・・・
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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