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閉店を覚悟してからV字回復で過去最高の売上利益を出した飲食店

昨夜遅く、僕のクライアントの飲食店さんから電話で、

「遅くにすみません。いま大丈夫ですか?
聞いてください!
8月の売上も利益も過去最高だったんですよ!!!
今日、会計士さんからメールがあって、先月の月次報告をもらったんです。営業中だったので大久保さんへの報告がこんな時間になっちゃたんですが・・・
先月の結果が、過去最高売上だっただけでなく利益も過去最高だったんですよ!!!
自分でも売上は過去最高かも?と思ってはいましたが、利益まで過去最高だったとは予想外で・・・
もう嬉しくて嬉しくて!本当に感謝しきれないです。ありがとうございました!」

という嬉しい報告がありました。

緊急事態宣言が続く都内で、過去最高の売上利益というこの結果。
まさにV字回復!!!

この報告を聞いて、もう嬉しくて嬉しくて!
自分が儲かるより何倍も嬉しい!!!


こんにちは。
店舗集客マーケターの大久保亮です。
この記事に興味を持っていただき、ありがとうございます。

飲食業界は、コロナの影響で明暗がハッキリ分かれてきましたね。
休業手当をもらって何もしないお店。手当はアテにせず今出来ることをやり続けるお店。
やはり、やることをやってるお店は強い

そう実感させてくれる嬉しい知らせでした。

コロナの影響直撃で閉店を覚悟したことも・・・


最初に書いておきますが、飲食店は僕の専門分野ではありません。
僕の専門分野のノウハウを応用すれば、ある程度は結果が出せるかな?といった程度です・・・

このお店が過去最高の売上利益を出せたのは、僕の力というよりはお店のオーナー様の諦めない気持ちと努力の賜物です。


このお店、昨年7月にはもうお店を閉めるしかない・・・と絶望寸前の状態だったんです。

飲食店は一般的に、利益率が低い業界。
仮に売上を作れても、利益はそれほど残せないので、どうしても自転車操業になりやすい傾向にあります。
このクライアントさんもまさにその典型でした。


ですが、長年の夢だった自分のお店を持ち、8年かけてアルバイト5人を抱えるまでに成長していました。
そこにコロナの感染拡大。そして緊急事態宣言による営業自粛・・・


このお店がある街は飲食店が多く、通常時なら週末には多くのお客さんでにぎわう街ですが、コロナ渦で状況が一転してしまいました。

駅から徒歩2分という好立地ゆえに決して安くはない家賃。そして人件費を考えると、「もう続けていけない・・・」と思ってしまうほどに、かなり追い込まれていました。

でも、このオーナー様は諦めきれずにいました。
「何か状況を変える方法があるはず。自分はそれを知らないだけ・・・」だと。

諦めない強い気持ちが今に繋がった!


このクライアントさんは洋食屋さんを経営しています。
実は、僕の家から割と近いこともあって、何度か食べに行ったことがあるお店でした。

最初の緊急事態宣言中のある日、僕の本業の会社で、以前からお付き合いがあるクライアントさんから、
「こんな店をやってる人がいるんだけど、店を閉めるかもしれないって連絡があって・・・良かったら話だけでも聞いてあげてもらえませんか?」
と言われたのがキッカケでした。


意外なところで人と人は繋がっているもんだな・・・と思いつつ、お店にお伺いすることに。

僕がこの洋食屋さんに話を聞きに行ったとき、オーナー様はお店にポツンと一人でいて、愚痴からはじまり、状況をひとつずつ話してくれました。

とても印象的だったのが

もう悔しくて悔しくて・・・

と、オーナー様が涙をこぼしながら話してくれた一言でした。
聞いてる僕も思わず涙目になるくらい、その悔しさが伝わってきました・・・


時間はある。でもお金はあまりない。
なんとかお店を続けたい。
アルバイトのスタッフも解雇したくない。
でも、どうしたらいいのか分からない・・・

そんな話を聞きながらも、これまでの営業状況、売上利益、平均客単価、来店者数の推移などをひとつずつ聞いていくと、諦める必要がないことが明白でした。

このお店の場合、
・名前も連絡先も知らないが、常連さんが割と多いこと
・UberEatsで料理提供を既にしていたこと
・客単価を上げる余地があったこと

大まかに言うと、この3点が諦める必要がないと思わせてくれる根拠でした。

V字回復への道が始まる


自分に出来ることなら、何でもするんで!!

この言葉と目力から、この人は本気だと確信を得た僕は、いくつかの条件を出してコンサルさせてもらうことになりました。

というのも、僕が今やっている個人事業を始める前のことだったので、いくつか条件を出させていただいてました。

それに、個人的にも無くなったら困るお店だし・・・という考えもありましたが、それはここだけの話^^;


明日、同じ時間に改めてお店に来ます。と約束し、一度家に戻って戦略を練ることに・・・

やるべきこと、やった方がいいこと、やらないこと、これらをリストアップして絞り込み、実現可能な月々の売上目標と利益目標を決め、V字回復させるための6か月間のロードマップを作成しました。


翌日お店に行くと、昨日とはまるで別人のような表情を見せるオーナー様。
プレッシャーを感じつつも、その表情を見せてもらえたのは嬉しかったですね^^

早速、今後6か月のロードマップを見せながら、具体的な目標と戦略を説明しました。
僕が提示した施策の一部を公開すると

・チラシを作ること
・チラシを作ったら必ず僕に見せること
・自分たちでポスティングすること
・お弁当を作り店頭で販売すること
・お弁当の値引きは絶対にしないこと
・UberEatsを最大限活かすこと
・顧客リストを作ること

こんな感じで全部で20項目以上ありました。


ここからの、このオーナー様の怒涛の行動力は、もう「スゴイ!」の一言でした。正直、僕にはマネできないレベルの行動力でした。

これが「本気」というものか・・・と感じたことを今でもよく覚えています。

このお店のオーナー様から得た学び


着々と施策をこなし、制約が多いなかで奮闘するオーナー様とアルバイトさんたち。
僕もお客として何度かお弁当を買いに行きつつ、スタッフの様子、お店の前を通る人の流れ、お弁当を買うお客様の様子などを見させてもらいました。

日々電話での報告とアドバイス。そして、月に2回ずつミーティングを重ねた結果、この6か月間の結果は、売上が伸びたり横ばいになったりでしたが、着実に右肩上がりで回復していました。


この飲食店の件があったことで、僕自身いくつかの学びを得ることができました。それは・・・

・チラシはやはり強いということ
・UberEatsの有効活用方法
・顧客リストの重要性
・本気の力
・諦めない強い気持ちの大切さ

でした。

どれもこれも、頭では分かっていたことばかりですが、こうしたらこうなるだろうという数々の仮説が確信に変わりました。

ここでの経験は、今やっている個人事業を展開するうえでの自信にもなりましたし、実践をもとにした成果はやはり重みが違いました。

まとめ


ピンチはチャンスという言葉がありますが、まさにその通りですね。

ピンチになったときに、それをどう捉え、どう対処していくかで、結果に大きな違いが出てきます。

今日現在、東京は緊急事態宣言中です。
これから冬に向けて、恐らく緊急事態宣言は延長・延長を繰り返し、解除されるのは来年春になるのでしょうか?

こんなご時世ですが、飲食店に限らず、小規模店舗や個人店、さらには中小企業も、この状況にどう対応するかによって、この先の展開が大きく変わってくることは明白です。

大事なのは、まさに「」です。

やはり、やることをやってるお店は強い!

諦めて後々後悔するか、諦めない強い気持ちで前に進み続けるか、ある意味、経営者の判断力と行動力が問われる時代です。

そして、柔軟な考え方と素直さが明暗を分けるのかもしれませんね。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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PS
昨夜は嬉しさのあまり、つい飲みすぎてワインを2本空けてしまいました^^;
今、頭が痛いのは二日酔いなんでしょうかね?タハハ・・・


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