コレクション 「喫茶店の悲劇」か「悲劇の喫茶店」か
ドラマ「オクトー」の一場面。
感情を読む捜査ねえ----いろいろと別なドラマが思い浮かぶのですが、こちらの刑事さん一種の共感覚で他人の感情が色彩化されて感じとることができます。これまた共感覚についてはいろいろ言われますが、感情が彩色されるのはまあ、フィクションでしょう。もちろん、ミトリ捜査の達人や、ジュンレン、ショクシツの達人はそうした感覚を持っているのに等しいというのは、なんとなくわかります。
さて物語は、夫婦で開業した喫茶店でしたが、長男誕生後すぐ母親は病死、喫茶店経営しながら男手ひとつで子育て。常連に支えられる小さな町のカフェになります。
常連の中に長男の同級生家族がいて、その子のママは旦那から虐待を受けているらしい、何か手伝えることはないか、カフェ・オーナーは手を差し伸べるのですが、とんでもない事件に巻き込まれてしまいます。
そして、アリバイがあるにも関わらず、凶悪な事件の容疑者にされてしまいます。ところがその直後に失踪、変死を遂げ、森に埋められ、15年後に白骨死体で発見されます。その間、長男は指名手配犯の子どものレッテルを貼られ親戚を転々。やっと普通の学生生活が送れるようになった頃、行方不明の父から手紙がきます。父が家族連れ客にサービスで折っていた折り紙が同封されて心乱されます。
そんな矢先、大学で傷害事件を起こして、自分自身が逮捕されてしまいます。
そんな不幸な大学生の家庭は----こんなイメージらしい。