笑うバロック(673) ベスト・オブ・小澤バロック
更新「小澤バロック」。シェーンベルクの編曲の姿勢と相性がよい、と聴こえます。
小澤バロックはこれだけのようです。とはいえ、カラヤン、バーンスタインなども推して知るべしではないかしら。
訃報後、メディアで在りし日の小澤の姿を見ることが増えました。
どこかで見たことがあるような気がしました。
和賀英良。わたしは、クラシックを目指した東洋の人々のロマンチックな虚偽の人物として、おそらく思い出しました。小澤自身は、むしろ遺伝と環境に恵まれた人だと思います。その人が自ら芸術家伝説をつくっていった時期と符合するのではないでしょうか。小倉千加子「松田聖子論」の鏡像のような想像です。
1960年◇原作「砂の器」翌年まで連載(和賀英良28歳の前衛音楽家、武満徹黛敏郎などの世代) / 連載と並行して映画化企画スタート(シナリオ完成映画制作頓挫)
1962年◇小澤最初の結婚 / 「ボクの音楽武者修行」刊 / N響事件
1967年◇小澤「ノヴェンバー・ステップス」初演
1968年◇小澤2度目の結婚
1974年◇松竹映画化公開(10年以上お蔵入りを経て) / 1974年キネマ旬報ベスト第2位(1位は『サンダカン八番娼館・望郷』)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?