
笑うバロック展(558) バッハの旋律を夜に聴いたせいです。その6

宣伝がすごい。
「自己複製遺伝子」(ミーム)仮説でバッハがもっとよく分かる!!
音楽は、自らを複製したがるミームの性質を見事にもっている。「永久の生命力?」「宇宙的普遍性?」etc.……数々の演奏家が感じる「不思議な何か」とあわせて味わう21世紀的新鑑賞法!! バッハの音楽には不思議な魔力が秘められている。没後250周年を過ぎて、その人気は衰えるどころか、益々燃え上がっている。その根強い人気の秘密はなにか?古今のバッハ学者の努力でも、未だに究明しつくされないその魅力を、生物学的視点や「演奏家たち」の眼を加えた新視点から縦横に探ってみた。どなたにも、新しいバッハ鑑賞法が見つかる本です。
Amazonレビュー。
otik0608氏
この本の実態は・・・
2004年1月14日
タイトルには「鑑賞法」とありますが、この本の実態は著名人のバッハに対する思いを語ったエッセイの寄せ集めです。
したがって、実用的な「名盤本」だと思って読んでみると、大いに期待をハズされる結果になります。
ただし各著者のエッセイはなかなか面白く興味深いです。私は特に第2章の「バッハVSヘンデル」が楽しい文章で気に入りました。