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コーヒー店訪問 かもめが留まるところ、心と口と行いと命

わたしはここに記すコーヒー店に数回訪問し、コーヒーを飲んだりイベントに参加したりしました。とても好い「モデラート」なお店です。

かもめは渡り鳥なので、時期地域限定らしい。実際日本で見かけるのは留鳥うみねこの方が多いらしいのです。定住するかもめは、苦労が多いことでしょう。日本語でかもめだったら、別なある食堂を想い出して訪ねることはしなかったでしょう。ドイツ語だったので、心と足が動いたのです。
はじめは焙煎のデモンストレーションイベントに参加しました。
しだいに、わたしがいつも気にかけている「decent」なお店だと感じました。浅煎りが多いけれど胸焼けしないコーヒーでした。「飲める」コーヒーなら、お奨めのアナロジーも楽しめます。高級なボリビアを購入して帰宅しました。

自宅で抽出して

お店は絵のような感じです。

コーヒーの抽出方法は絵のような感じです。

とても社会性のあるお店だと感じました。
公開されている情報の一端。
クラウドファンディングを意思表明に活用したそうです。

2020-10-07に募集を開始し、
69人の支援により333,000円の資金を集め、
2020-11-15に募集を終了しました


【お店をつくる背景】
わたしは19歳でコーヒー業界に飛び込み8年間バリスタとして働いてきました。
また4年ほど独学で焙煎について学びました。
わたしたちバリスタ は美味しいコーヒーを淹れて心地よい環境を提供することはできます。
でも、そのコーヒーのある空間で、コーヒーだけでなく新たな価値観を提案することができたらどんなに素晴らしいことだろうと思い、2人で作るロースターカフェの開業を思い立ちました。
今までバリスタとして働いて来た中で、環境問題やジェンダー問題、コーヒー生産者の貧困問題などを目の当たりにすることが多々ありました。
みなさんも生活していくうちに感じる差別や生き辛さなどがあるのではないでしょうか。
ただコーヒーを消費するのではなく、コーヒーを飲みながらそういった問題を知り、一人一人が考え、想いが交わる場を提供することが、わたしたち夫婦のできる一つの手段なのではないかと思い、長い構想期間を経てこの度開業いたしました。

私たちがお店を作る上で大切にしていることは3つあります。

1つめは"コミュニティ"
わたしたち夫婦で作るコーヒーロースターは、地域に根ざし気軽に立ち寄ることのできる街のコミュニティスペースのようなお店にしたと思っています。
また人が立ち寄る場を作ることで、商店街などの地域コミュニティと連携し、街を盛り上げ地域活性化を目指します。
カウンター越しの気軽な会話やコーヒー好きのお客様同士が交流したり、世間話をしたりと、ほっと安心する現代版の『コーヒーハウス』のようなをお店を目指します。
『コーヒーハウス』とは
17世紀半ばから18世紀にかけてイギリスで流行した喫茶店のことで、喫茶店兼社交の場の機能を果たしていました。
コーヒーを楽しみながら、新聞や雑誌を読んだり、客同士で政治談議や世間話をしたり、世論を形成する重要な空間となり、イギリスの民主主義の基盤としても機能したと言われています。
当時のコーヒーハウスは残念ながら女性は立ち入ることが出来ませんでしたが、MÖWE COFFEE ROASTERS では全ての人がジャンルレス、ボーダーレスに集まり交流できる場にしたいと思っております。

何回かコーヒーを飲みに足を運んで感じたのは、次の図絵のような。

コーヒーが先行した、わたしにはどこかいびつなコーヒーの理に傾いたと感じるお店が多い中で、理でなくば文というか、いや情があるというのか----匿名でなく名乗って訪問するコーヒー店です。


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