ずっと以前は、岩波講座や筑摩書房の文学全集など、書棚を飾る書籍がありました。講談社の江戸川乱歩全集や小学館のバッハ全集あたりもデザインされた函入り。
食分野の得意な柴田書店も企画を進めました。
「COFFEE SHOP & SNACK MANAGEMENT」叢書。
統一デザインで、書棚を立派に見せてくれます。
もちろんわたし、ホンの一部しか目を通していません。まったく触れたこともないものもあります。
どんな構成だったのかタイトルを羅列します。
柴田書店刊「coffee shop & snack management」シリーズ
全29巻。おそらく統一されたデザインで、1980年ころ箱入り叢書化しました。一部は既出本を判型を変更したりして組み入れているようです。
叢書名が「コーヒーショップ」「スナック」「マネジメント」どこで区切って、どれがどうかかっているのか悩みます。
しかし、「コーヒー」「スナック」が重要視されていたようだと思われます。
具体的なメニューを見ていくと、現代にも通じる「カフェ」が想定されていた様子です。パリのカフェに代表されるもので、現代の日本で当てはめれば食堂やレストランに近いようです。
「コーヒー」「珈琲」の文字を太字で強調してみました。
大量に世界中を巡る商品としてコーヒーが認識されていたと思います。
おそらく、こうした構成に加わる可能性のあるものとして「コーヒー自家焙煎技術講座」の位置もあるのかと想像します。