コレクション38 お勤めは資生堂パーラーでは

2017年に放映されたドラマらしい。
浅田次郎原作の「琥珀」。残念ながらあまり面白い物語ではありませんでした。原作のせいか、いや脚色のせいみたい。コーヒーとか喫茶店というのは小道具としては絶妙なケースがままありますが、やはりそのまま面白い物語がつくれるかというと、無理みたい。「舞妓さんちのまかないさん」がいれるととても美味しそうで、かつ物語全体も香しくなるのですが。
銀座の布ドリップのコーヒー屋で中卒で働いた男が、60歳と鯖読む寺尾聡。物語のタイトルは「琥珀」と思わせぶりですが、きっと「資生堂パーラー」に勤めていた、のでしょう。確か資生堂パーラーは田村敬という人がコーヒーを焙煎していたと記憶。名前はパーラーですが、ちょっと正統っぽくないかしら。銀ブラのカフェとしては。
鯖読みの定年間近刑事西田敏行は、行きつけっぽいコーヒー屋で「珈琲紀行」という冊子を手にして、未解決事件を思い起こします。ロケは「珈琲大使館」っぽい店。
インターネットで見逃しドラマをチェックしつつ、どうして考現学みたいな見方になってしまうのかなあ。スクリーンショットのせいにしておきます。いっそどっかの学会誌に発表しようか。

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舞妓さんちのまかないさん。美味しそうに見えます。言葉はいりません。

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