笑うバロック展(72) 第2弾「あんたほんま、ずるがしこいわ」「ずるやのうて、かしこいんや」

知りませんでした。上野学園がすごいことに。
やはり金と欲なんですねえ。ここでもまた、個人オーナーが得をする時代の終焉を感じます。
そして、やはり教育は有望なビジネスなんですね。
いや違うかしら。少子化には抗えなかったということになるのでしょうか。
オーナー一族には財産が残り、学校そのものは放棄されるのかもしれません。少子化で生徒が集まらず、赤字が続けば。それくらいなら、先に金目の物を売り払って、逃げる算段でしょうか。
一体、バッハの自筆楽譜の所有者は現在誰なんでしょう。----2016年7月18日【バッハ自筆譜、3億5千万円で落札】クリスティーズのオークションに出品された、上野学園大所蔵のJ.S.バッハ:リュートまたはチェンバロのためのプレリュード、フーガとアレグロ 変ホ長調 BWV998 の自筆譜が、2,518,500ポンド(約3億5千万円)で落札されました。バッハの完全自筆譜は極めて貴重で、世界で個人所有されているものは10点に過ぎず、うち器楽曲はこれを含め3点のみ。オークションに出たの1968年以来とのことです。----中国人のバイヤーが競り落としたらしいとのこと。もし中国の好事家のコレクションになっているとしたら、本当に日本が貧しくなった、という証左のようです。

1969年4月大学音楽学部器楽学科にリュート、ヴィオラ・ダ・ガンバ、リコーダーの各専門を設置(日本初)
2007年5月創立100周年記念事業として15階建ての新校舎竣工
2009年6月在学中の辻井伸行がクライバーンコンクール優勝

2003年秋に大橋先生が亡くなり、16年が経ちました。先生が健在だったら、どうしていたでしょうか。行動を起こしていたのでしょうか。
2月のコンサートを聴いて「もう我々には遊星爆弾を防ぐ力はない」と。自分のふがいなさを嘆いたつもりが、学校そのものの匂いだったのです。

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新しい上野学園を作る会
2017年2月7日 【バッハの自筆譜の資産価値が1円にされていたことが判明】
上野学園はバッハの自筆譜を長いこと所有していましたが、図書館蔵と公表されていたにもかかわらず図書館蔵書としては登録がなく、所有の形態が不明なまま売却されました。これについて上野学園教職員組合が学園側を問い質したところ、以下の内容が伝えられました(組合報「あかつき」592号を参考)。
1.図書館所蔵ではなかった。
2.自筆譜の存在が記載されているべき資産台帳の元帳が紛失していた。
3.本来は減価償却しない図書であるにもかかわらず減価償却をしてきた。
4.その結果資産価値は1円となっていた。
5.学園内のどこ(誰)が所蔵していたのかは不明とされたまま。
貴重な資産であるバッハの自筆譜を売却してまで私腹を肥やしてきた石橋家率いる学校法人上野学園に対して、第三者委員会調査報告書の即時全文開示と理事会の解散を求めます。
「勤務実態のなかった学園長に毎年3000万近い給与支給」
「前理事長(現理事長の夫)の給与が基準を超えて補助金が減額」
「バッハの貴重な自筆譜(旧文部省からの補助金で購入)を売却してでも一族への利益誘導」
「代々理事長を務める石橋家は創立家ではなかった」
「 石橋一族が役員を務める学園の業務のみを引き受ける関連会社を通じて半世紀に渡り一族に巨額の利益」
新しい上野学園を作る会(大学音楽学部長、全部会主任教授・准教授を中心とし、教職員、学生、保護者、卒業生らで構成)は、以下の理由により第三者委員会の調査報告書全文開示と学校法人上野学園理事会の解散を要求します。
勤務実態がなかった石橋裕学園長(当時、中高校長・ 短大学長を兼任)に対して年間3000万円近くの報酬を5年間支払い続け、学園に多大な損害を与えたこと。
石橋慶晴前理事長や石橋香苗現理事長が幹部を務めていた株式会社和への架空請求を含め、学園からあるいは同社経由で石橋家に供与された高額な金銭により、学園に多大な損害を与えたこと。
その杜撰な運営により文部科学省から指導が入り、第三者委員会による調査を行うも、その調査報告書を一切公開していないこと。
運営が正しく行われていない学校法人には、補助金が交付されないことがあります。その結果、教育や施設の質を保つことがより難しくなり、学園は破綻しかねません。
石橋香苗理事長は、石橋家が長年続けてきた不当な経営を改めることなく、引き続き経営の座に残ろうと姑息な画策を続けています。また上席執行理事として経営にも参画している船山信子学長(学長は理事長の独断による任命)は、学生や教職員に対してパワーハラスメントとも取れる言動を行うなどして石橋家への盲従を続け、学園に損害を与える行為に加担しています。
新しい上野学園を作る会は、もはやこれ以上の時間的猶予はないと考え、理事会を解散し、新しい上野学園を作る会に学園の運営を引き渡すことを求めて緊急署名活動を行います。学園が二度と不祥事を起こさないよう、寄附行為(株式会社の定款に当たります)や学内の規定類を根本的に見直し、運営の舵取りをします。
上野学園を愛する人、心配する人、そして日本の音楽文化、音楽教育に興味を持って下さる方へのメッセージ ~新しい上野学園を作る会とは何か、その活動経過について~ (横山幸雄教授・演奏家コース主任より皆さまへ)
作る会ウェブ経由ですでに署名をしていただいた方は重複になりますので、こちらでのご署名をしていただく必要はありません。
この署名は作る会で取りまとめ、関係諸機関等に提出いたします。

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