ベンダ、グラウン、ジルメン、サンジョルジュ、ヴァロヴァ

「珍しい作品と言えますが、宝を発見したような喜びを感じられるはず」まさに。
とりあえずグラウンのみ拝聴。
チチッチとかバルカン半島方面の人がどんどん前へ。

イル・ポモ・ドーロのコンミス、ヴァロヴァの弾き振り。ブルガリア出身のゼフィーラ・ヴァロヴァはストイカ・ミラノヴァ門下の女性ヴァイオリニスト。2015年以来イル・ポモ・ドーロのコンミスを務めて名演を支えてきました。今回は彼女が指揮も務め、18世紀のヴァイオリン協奏曲を披露。ヨハン・ゴットリープ・グラウン(1702頃-1871)のハ短調とヨゼフ・ブローニュ・サン=ジョルジュ(1739-1799)のニ長調は世界初録音。またタルティーニ門下のヴァイオリニストで女性作曲家でもあったマッダレーナ・ロンバルディーニ=ジルメンの第1番も興味津々。いずれも生き生きとしたエネルギーに満ち、光り輝くような音色が魅力。モーツァルト以外は珍しい作品と言えますが、宝を発見したような喜びを感じられるはずです。(資料提供:キングインターナショナル)【収録内容】[1]ベンダ:ヴァイオリン協奏曲イ長調L2.13[2]グラウン:ヴァイオリン協奏曲ハ短調GraunWV Av:XII:18[3]サン=ジョルジュ:ヴァイオリン協奏曲ニ長調[4]マッダレーナ・ロンバルディーニ=ジルメン:ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調Op.3[5]モーツァルト:ロンド ハ長調K.373【演奏者】ゼフィーラ・ヴァロヴァ(ヴァイオリンと指揮)、イル・ポモ・ドーロ録音:2021年2月/ヴィラ・サン=フェルモ(ロニーゴ)

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