プレクラギャラントな協奏曲なので、検索すると思いのほか録音あり。
演奏家が勝手にカデンツァつけてはいけないのかしら。時代や曲の性格からあってもよさそうではと思わせます。
1930年生まれのカール・シュタンゲンベルク氏。
1990年ころ、ティル・ハーベル・トメ氏のリコーダー、自身のアンサンブルで。ドイツ語圏では比較的名が知れていたのかしら。
2009年、掲げていないけれど「ドイツ語圏の」というのにふさわしく、このメンバーなのでシャキシャキ進むところも「らしい」。エマニエルのフルート協奏曲みたいにシャキっと進まないのも悪くはありませんが。
テレマンはリコーダーの曲をきちんと提供した、楽譜を買って演奏する人のための作曲家。グラウプナーは前稿でとりあげたヘ長調組曲と同曲。ブリュッヘンの若いころは、ビバルディやサンマルティーニを合わせないとレコードにできなかったように思います。指揮者時代でも望まれるのはバッハの再構築版リコーダー協奏曲。
動画には2017年のソウルの映像も。
ほぼこれ1曲の人なのですが、そこがいいんじゃない。