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ハイドン弾きがいるとしたら

年末年始に少しずつ聴きました。
イルゼ・フォン・アルペンハイムのハイドン、ピアノソナタ集。
インスブルック生まれ、あのドラティ夫人。ご存命の様子。
最近、青山のラントマンでコーヒータイムを。なるほどこのハイドンは青山のラントマンでケーキとコーヒーをいただくような感じです。


窓の向こうの聖堂造りは書割ですな。テーブルの端に置かれた伝票のバインダーはスナップの邪魔をしないのが好い。
ソコロフがリサイタルでハイドンの短調ソナタばかりを弾いて、これは冴え冴えヒンヤリとしてただ事ではない美しい音、「アイズワイドシャット」な雰囲気。----あるカフェで昔馴染みのピアニストである ナハティガル に会い、彼から不思議な話を仕入れました。ナハティガルは深夜に秘密の仮面舞踏会に連れてゆかれ、目隠しをしてピアノを弾いているというのです----。

世紀末ウィーンの芸術家たちが集うカフェ・グリーンシュタイドル(1896年、ラインハルト・フェルケル画) カフェ・グリーンシュタイドルは1847年に開店し、青年ウィーン派の詩人や作家が集まった。道路拡張工事のため1897年に閉店するが、ここの常連たちはいっせいにカフェ・ツェントラールにうつったという。(ウィキペディア)

お気に入りのハイドンは傅聰盤。
ハイドンコレクターのブログがありました。傅聰盤は高評価。体力がある方ですな。そして、ハイドンはグールドも弾いていたな、と。

わたしにとって、残念ながらハイドンほど古楽器と相性悪く聴こえる例はありません。モーツァルトがバロックの完成者みたいな意見は肯けるところがあるのですが。

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