コレクション0 漫画「金か死だ。」スタート
雑誌の表紙を見て、一瞬目が点に。
控えめなスタートです。 「マスター・キートン」「月影ベイベ」に続く真打登場なのでしょうか。どうせなら三浦衛里子くらい起用してほしかったです。ただ絵柄が少し山本直樹風なので、途中からどんどん作品も偏っていくかも、なんて期待しています。「ぼくらはみんな生きている」とか「Blue」とか「Red」とか。最後は密林でハンティング、登場人物は全員死亡という具合です。コーヒーが飲めない主人公だけは、生き残るがアル中になって失踪----かしら。「コーヒーハンター金か死だ」?実写版はロバート・ロドリゲスかな?「カフェ・マチェーテ」なんて。
これより、八尾の高校生の青春はもっとすごい。
2013年12月、小玉ユキの「月影ベイベ」の1ページ。
岡山が舞台の岩本ナオ「雨無村役場産業課兼観光係」といい、八代から金沢にまたがる東村アキコの「かくかくしかじか」、鎌倉を愛する吉田秋生「海街ダイアリ」、そして八尾の青春を描くこの物語。「エゾノー」と「花よりも」の同類でもあります。
山田太一とか向田邦子みたいな雰囲気もだしています。どれも立派なドラマです。清原なつのみたいに残ってほしい。
同じ日に、レトロ「メンタリスト」風な「嘘解きレトリック」も。なかなか楽しめました。こちらも立派なミステリ。敬愛する速星七生のように消えないでください。間もなく出る森薫の圧倒的絵巻「乙嫁」、杭州在住の夏達「長歌行」----。マンション猫どころじゃない興味津々な現象です。
2017年、世も末。クッパよマズイ絵だ、「ミスター味っ子」の方がまだウマそう。
マスターキートンのような教養のかけらも、月影ベイべのような奥床しさもない。
「WCRC」の注釈「World Coffee Roasting Championship」って何?「World」って?一体どんなレベルの話なのかしら。オリンピックに比肩するものなのか?だとしたらアマチュアの王様ということになるかしら。
昨年アメリカで行われた「災害対応人型ロボット競技会」くらい?
それともメートルドセルビス杯くらいの権威なのかしら?ならすごいけれど。
そもそも料理の世界で勝ち負けって「料理の鉄人」みたいに決めるのかしら?だとしたらちょっと情けないかしら。
フランスの「MOF」みたいなものだといいのですが----まず絵がマズそう。