笑うバロック展(546) アンナ・マルガレータ・ブクステフーデと結婚した男 [56候補]
独演会CDは2枚。ともにハンブルク縁のグループによる。
「彼らのリズムの揺れ、この録音のオーボエとバイオリンの鋭い輪郭の音は、相性が良いと言えます。」Peter Uehling、rbb Radio、2011年11月 「優れたエルビポリスバロックは、熱意と主な演奏家の妙技で、コンチェルト毎の動き(舞曲組曲の形で構成されています)に独自のトーンを見つけ、シーファーデッカーよりはるか有名な同時代人(バッハ、テレマン)と同等に聴かせます。バロック音楽の愛好家へ緊急の推奨事項。そして、18世紀にまだ発見されていない宝物がいくつあるかをもう一度証明します」
たしかに、打楽器が多彩に活き活きと活躍しています。ミヒャエル・メツラーだと思います、きっと。こうしたいわゆる昔「管弦楽組曲」といわれた楽曲はずいぶん発掘されているのではないかしら。ライプチヒとも、ドレスデン、ベルリンとも違う雰囲気を醸せています。
エルビポリスのサイトのプログラムもなかなか凝っています。
◇クリストフ・グラウプナー作曲「ディード、カルタゴの女王」ハンブルクのバロックオペラ1707年から
◇クリストフ・ベルンハルト、フィリップ・ハインリヒ・エルレバッハ、ゲオルク・ムファト「OUTER SPACE 惑星の影響について」1684年から ドレスデン・バレエの再構築。
◇ヨハン・ゼバスティアン・バッハ「ECHTBACH」ロ短調組曲の再構成された弦楽バージョン
◇クリストフ・ベルンハルト、バレンティン・メダー、フランツ・トゥーンダー他 「GUTE ZEITEN、SCHLECHTEZEITEN 結婚式と死のための北ドイツのバロック音楽」
◇ヘンデル、グラウプナー、コンラディ、テレマンの曲による「強い女性クレオパトラ、ディド、アリアドネなどの音楽的特徴」
◇コレッリ、ド・ラランド、パーセル、レオポルト1世、ステファーニの曲による「THE CORELLICODE コレルリコード」秘密エージェントのジャンニ・ボンディによるミュージカルストーリー
もう1枚はエッケルト率いるハンブルク・ラッツムジークの宗教コンチェルト集。ちょっとヘンデルっぽく聴こえます。
2枚とも2011年2012年頃の録音。両盤とも第13番ハ短調コンチェルトを収録。エルビポリスはメツガー全開のものものしさ。ラッツムジークは管打抜き。ブクステフーデ寄りかテレマン寄りかという風情の違いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?