スクラップ 白日の若手育成、岩切秀央を追跡する
2021年11月3日個展最終日に完売の模様。
販売する人たちの熱意に敬意を表します。
インスタグラムの使い方が見事で、感心します。
店舗の正規インスタの投稿数3145。フォロワー「8.8万」と。これが多いとか少ないとかはよくわかりませんが、しっかりと顧客を堅持している優良なお店と思います。
ギャラリーに類する店はたくさんあり、ネット上でも情報はあふれています。
偶然お客として、微力ながら参加協力したものとして、喜ばしいです。
数字が想像できるのもありがたいです。
街場の小売り書店なら問屋から7掛で仕入れ、売り残ったら返本するわけです。
仮に660万円売り上げたとして----店は約半月分、作家は4か月から半年分の収入がほしいところかしら。
若い作家を製作だけで食べていけるように支援していくには、平均以上の年収が保障されるよう工夫と努力が要求されるでしょう。すでに来春の個展も予告しています。もちろん、専属ではないでしょうけれど。
いつか、作家との出会いや見極め方を聞いてみたいものです。
しばらくお客として、出入りし、客観的に見える範囲をしっかり観察し見守っていきたいと思います。
常連らしいお客様よりうかがったところでは、普段古道具屋、名のある作家はとりあげず将来有望な若手を個展登用する。現在は全品買取しているといいます。
別な食器店に関わった知人よりうかがったところ、作家ものの陶磁器を扱う店の場合、店頭の小売値100に対して作家からは30から40で購入する、という話も。
白日で木星のような柄のマグを買いました。
お店が積極的に取り上げる若手作家の初めての「個展」。
何者だか気にもとめず、改めて何者か気になってきました。
「自室の押し入れで作陶している」らしいし。1991年生まれ30歳。
2015年には鹿児島大教育学部の美術専攻学生。
大学院終了後、陶芸展グランプリ。
一見、順風満帆に思えますが、「陶芸家の一生」とはどんなものか、見当もつきません。
しかし、正直なところクラウドファンディングに寄付するなら、こうした作家のマグを1つ買う方が好いと思います。もちろん、お店も利益はとりますが、仕入れて販売するリスクを負い、12日間休まず営業し。
8人くらいが定員のお店で1日多くて40人程度でしょうか。
客単価5000円から1万円?
この陶芸家の一生を支えようとしている、ギャラリーオーナーやスタッフに関心があります。
飲食店経営らしきお得意も多いように感じます。
2017年6月の展示会のプロフィール。
2020年、2021年の購入者のネット発言。
そして、白日で個展なのですが、前哨として白日の店主が2020年のブルータスで宣伝。
推しの七宝作家を紹介しつつ、自分が「いま使っているマグ」すなわち「次の推し」を紹介。
2021年10月23日から11月3日までの会期12日間に約1500点。
わたしが購入した木星マグは、他の店でも販売していた様子。価格は同じです。
このマグを平均ととらえて、1500点売れたら、660万円なりに。
2022年元旦。白日は向かいの建物に2号店を増設しました。福村龍太個展で杮落し。
まだ2号店は拝見できていません。近いうちに。
2018年の中国のネット雑誌に白日がとりあげられていました。
ライフエステティックリサイクルショップ「パイリ」、ご愛嬌です。