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笑うバロック(669) マッツォッキの「苦い涙」 [64候補]

ハナの、制限あけで演奏された記録をいくつか鑑賞しました。
ひとつはコンスタンチノープルとの競演。もうひとつはマッツォッキの「苦い涙」です。1638年刊。
これは楽譜付き動画で見られます。

4小節目「ラ♭ら♮シ」低音は「ド」

なんだか間違っているのではと思いますが、半音階でちょっと旋律が歪んだように聴こえます。これぞ「歪んだ真珠」なのかも。
で、マッツォッキって誰でしたっけ。

ハナの苦い涙
La Maddalena ricorre alle lagrime マッダレーナは涙する

(歌詞を豪傑訳)
苦い涙、疲れ果てた魂、慈悲深く私を助けてください。
歯にも残酷な地獄の血が刻み込まれている、致命的な傷、悲しいかな、私はそれをあなたに公開します。
血のない救い主は彼女を治したいと思っています。
しかし、イダルノは貴重な流れを広めました。
それは祝福された血の彼女のためになるでしょう、私の涙の痛ましいユーモアなしで。
さあ、苦い涙を流してください。
この悔い改めの心から、今も目に注ぎ込んでください、私はあなただけのために喉が渇いています。
天国でお酒が大歓迎なら、私はあなたのことを言います、あなたはその水です。それは傷ついたイエスの血とともに出てきます。

「ファスビンダーは悲劇として作品を作っていますが、私は悲喜劇にしたかった」オゾン監督のVOGUEインタビュー。
マッツォッキの苦い涙を聴いていると、演劇的な印象を受けます。オゾンもトマを映画化したり。

こうした変な歌リストには、やはりアンフーソあり。

作曲家独演会CD。1996年録音。さすがトラジコメディアあり。「苦い涙」はタイトルになっています。

その後。キールの「マツダレーナの歌」。

アニェレッティ: グローリア(1673)
ルイジ・ロッシ:「マグダラのマリアの嘆き」
フレスコバルディ:「どちらに消え去ったのだろう」「十字架のもとに悲しめるマグダラのリア」
グラツィアーニ: モテット「主はわが光」
マッゾッキ: 「それでは主よあなたはどこに」「マグダラのマリアは再び泣いた」「キリストの死についての考え」
ベルナベイ: 「ああ、私はみすぼらしく不幸だ」
フェルラーリ: 「これらの鋭い刺は」

2004年にフェルドマンも。
録音の数は多くないけれど、聴いてみると伴奏の多彩さにバロックらしい名曲を感じました。




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