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スキマにニシザカを見た「主流とは言えない、かぼそい支流」

わたしはこの記録を称賛の気持ちで綴ります。
まず会場です。
さっぱりわかりません。で、受付のスタッフに訊いてみました。
靴屋さんの社屋の1階がオープンな展示スペースになっている、とのこと。ただ、賃貸しでなく「物々交換」形式で会場を貸し出している----「?」。
今回は展示中の「04 漆球」と交換させていただいたので、それはスキマの収蔵品になります。

蔵前のビルの1階がスキマ
入り口
写真1 正面床上の球状のものが「04 漆球」

素人が、古道具屋さんが拾ってきたような、失礼を承知で言えばごみですよね、と問うてみました。
受付のスタッフさん曰く、いいえ、西坂氏の審美眼で見いだされたもの、それらを多様なアイデアで再創造、再構成したもの、と考えています。
かっこよく考えるとデュシャンとかシュヴィッタースが想起されます。割れた竹を花器に変える利休とか、触ったものか金になるミダス王とか。最後に辿りついたのは、沈没船の財宝でした。自分自身、通俗的だなあと思いましたが、西坂氏は容認してくれると信じて綴っています。

スキマ会場図と写真の撮影位置
写真2
写真3
写真4
写真5

何が置いてあるのか?種明かし。
何度も失礼なのですが、これは西坂氏の意に反していると感じます。

「substream」は「主流とは言えない、かぼそい支流」との説明。
「支える流れ」ねえ、素晴らしい。
「支える」を「支えあう」よう実行したところが西坂氏の立派なところです。
この考え方を理解する人たちが確実の存在することは、「売約済み」シールの数からうかがい知れました。価値観の共有、言うは優しいけれど、こうして実行された場を体験すると、体が震えてきました。




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