コレクション3 珈琲屋「幻の光」と「海潮音」と
「幻の光」は映画狂の友人に招待されて、渋谷の新しい映画館まで出向いて鑑賞しました。
宮本輝原作は結構流行だったけれど、その最後の頃だったかも。
江角マキコや浅野忠信を初目撃しました。
渋谷のシネアミューズという映画館は杮落しだったと思います。いきなり服喪の映画!!
友人は日本映画、日本の映画館の状況を憂いていて、シネカノンの映画の宣伝に何かボランティアで協力していたかと覚えています。劇場にも監督にもかなり期待して、お誘いくださった様子。
あああれから20年なんですねえ。監督は出世していざ鎌倉です。
チラシを整理していて、B5版4ページの力の入ったチラシを開いてみたら、次のスチールが眼にとまりました。
江角マキコはこのあと、赤井マスターの衣鉢を継いで「さいはてにて」開業というわけです。ということは、赤井マスターのモデルは世田谷のあのコーヒー店のマスターかしら。映画の赤井コーヒー店は大阪のはず、とするとそのモデルは----。江角マキコの方は、中学生時代は「海潮音」なのかもしれません。
はてさて、仙台の無伴奏はどんなマスターがどんなコーヒーをいれるのかしら。
1980年公開ですから1978、9年の北陸が舞台でしょう。
確か都会から戻ってきた叔父さんと、それにちょっと憧れる姪の交流の一コマだったと。