笑うバロック展(177) アルダ・ストゥーロップは素晴らしい音楽家です
ある時は18世紀オーケストラの第2バイオリン。またある時はエステルハージ・カルテット(左のヤープ・シュレーダーは1925年生まれで健在らしい)の第2バイオリン。しかしてその実態は----CD初期の頃輸入盤の多いレコード店には大概あったCPEバッハのバイオリンと鍵盤のための作品集のバイオリン奏者。Wq70番台を。改めてWq78ハ短調ソナタを聴いてみました。そして2014年生誕300年を期に録音が増えました。このソナタをみなさんどのくらいの時間で弾いているかチェックしました。CPEのソナタは楽章間の緩急バランスがなんだか難しそう。選択楽器も多彩ですが、楽章ごとに時間をみていくと奏者によってずいぶんとマチマチです。若々しいタムシンに飽きたらぜひアルダをお忘れなく。
Violin Sonata in C Minor, Wq. 78
バイオリン奏者 [ 1.Allegro moderato + 2.Adagio ma non troppo + 3.Presto ] 鍵盤奏者
Alda Stuurop [10.40..+7.36..+6.20..] 1988 Anneke Uittenbosch(チェンバロ)
Viktoria Mullova [5.40..+5.33..+4.08..] 1992 Bruno Canino(ピアノ)
Leila Schayegh [6.16..+6.59..+3.34..] 2014 Jörg Halubek(タンジェントピアノ)
Laurent Albrecht Breuninger [9.35..+7.15..+5.04..] 2014 Piet Kuijken(フォルテピアノ)
Amandine Beyer [7.21..+7.25..+4.46..] 2014 Edna Stern(フォルテピアノ)
Alice Piérot [7.41..+5.49..+5.20..] 2015 Aline Zylberajch(チェンバロ)
Tamsin Waley-Cohen [8.00..+7.16..+5.32..] 2019 James Baillieu(ピアノ)