コレクション27 希少コーヒーの飲めるカフェ

勝田文、岩本ナオ、池辺葵、小山愛子、アキヤマ香、穂積。全部は読みませんが、できるだけ新刊はチェックしています。
最初の1、2巻を読み、可能性を感じれば継続し、最終巻でアッと驚倒させられるような展開を楽しみに。物語の結末までを決めてから描いている作家たちだと思います。ダラダラと巻数が伸びる作家は好みません。
読むのが続かない作家もいます。森本梢子とか小玉ユキとか。理由はわかりません。
酒井美羽「通り過ぎた季節」、篠有紀子「アルトの声の少女」、高橋亮子「道子」あたりのその後を探して読んでいるのかもしれません。
まだ得体が知れない作品です。とはいえ、指宿出身の「娚の一生」の作者の新作なので注目しておきます。
今のところ、東京から鹿児島に出店した「コーヒーの専門店」が、業績低迷からパリ風の普通のカフェにスライド、そこへ主人公が東京の本部の威光を押し付けに行く----。

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第4巻では。

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同じこと言ってるのに、西炯子は少し意地悪い書き手です。もっと偶然が入り込んでよいのでしょう。
この「症状」が、わたしたちの「病」かもしれません。

同じこと。

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巻末に引用出典。生きるために必要なのは「うぬぼれ」----は水木しげるの言葉とのこと。隻腕の大先輩の言葉を引用とはなかなかコジャレてます。ただ二ノ宮先生のような大掴みな構成力はない作家さんなので、あまり長編化するとボロがでそうです。二ノ宮先生の「七ツ屋」は快調に進んでいます。

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