80. わたしの最近気がついたこと。
わたし、最近気がついたことがあるんです。
正しく言うと、気づかせてもらったこと。
「どうして芝居をやりたいの?」
その質問がずっと苦手だった。
どうしてって、好きだから。
演じたいから。
それ以上でもそれ以下でもないよ。
どうして芝居をやりたいかなんて
そんなの忘れてしまった だって
気がついたら演じることに惹かれていた
小学生の頃から…
それが今までの釈明
有名になりたいわけでも
お金が稼ぎたいわけでもない
本当は、誰かを喜ばせたいわけでもない
演じることを通して
わたしはわたしでいられるような気がした
要するに、わたしはわたしでいられてないのだ
どこか嘘をついている気がするのだ
本当のわたしはこんな風じゃない
わたしにはもっと、感情がある
何か どこか 感情を殺して生きていた
人に合わせるように
差し障りのないように
変わり者のレッテルで弾き出されないように
本当はきっと、かなりズレてる自分を隠して
偽物で。
わたしは、生きたかったのだ
わたしを生きたかった
たまたまそれを叶えてくれたのが舞台だった
ただそれだけ
保育士をしてる理由も
修士論文のテーマも
ジブリ映画に惹かれる理由も
全部ただ、自分らしく生きる、生きてほしい
生きたいって
その願いだけだった
全部繋がっていたのに、
気がつかないでいた。
自分自身のテーマに。
僕はもう、あんな大きな闇の中だって怖くない
きっとみんなのほんとうの幸いを見つけにいく
けれども、ほんとうの幸いっていったい何だろう
僕わからない
僕たち、しっかりやろうね
ほんとうの幸いを見つけたいんだ、僕は
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?