55. わたし、月夜の晩にほろりと酔いながら
本日は、少々お酒がまわっております。
ほろほろ、ほろん。
頭で考えがちのわたしは
少しお酒が入ってるくらいが
素直にゆるりとなれる気がする。
ステップしてくるりと回って
月夜の道を
まるでミュージカルの一場面かのように
踊りながら歩きたい。
誰かと恋をして
猫みたいに甘えてみたい。
そう、人生は自由だと
何もあなたを縛るものはないのだと
子どもみたいに
大はしゃぎしてみたい。
なんて。
電車に揺られ
書いて消してができるくらいには
冷静だけど。
大丈夫。大丈夫。
あたしはあたしで生きていく。
わたしはわたしなりに生きていく。
わたしなりに、考えて、判断して、楽しんで
わたしなりの距離感で
わたしなりの方法で
流されるようで、でもちゃんと、
大事なものは掴み取って
不器用なりの器用さで
バカみたいな純粋さとずる賢さで
悲しくても
泣いて泣いて笑えるように
生きるわ。
ねぇ、今夜の月、
とてもとても、きれいね。
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