キャリアチェンジ犬って?

こんど我が家で初めて犬を迎えるにあたり、ブリーダーさんから子犬を譲ってもらうわけでもなく、保護犬を迎えるわけでもなく、キャリアチェンジ犬という犬を迎えることを考えました。

補助犬になれなかった犬の次の人生

キャリアチェンジ犬というのは、補助犬(盲導犬、介助犬、聴導犬、セラピー犬等)という人の暮らしを支える仕事をする犬としては不適格な犬が家庭犬になることを主に意味します。

みなさんもよく知っている盲導犬は、みんながみんな盲導犬になれるわけではなく、もともと持つ素質と能力が問われるので、当然盲導犬になるには難しい犬もいます。
ちょっと元気がいい子、臆病な子、人が好きすぎる子、皮膚が敏感な子、などなど家庭犬としてはまったく問題ないのですが、視覚障害者さんの目となってガイドする仕事をするには適合しない子が多いのが現状です。
それだけ補助犬になるには越えなければならないハードルは高いわけなんですね。

でも、もともと補助犬になるための基礎訓練を受けている子たちなので、家庭犬としては申し分ないほどしっかりした子たちなので、我が家のような初めて犬を飼うにはハードルも高くありません。

犬を飼い始める方の中に「子犬」が大好きという理由で飼われる方もいらっしゃると思いますが、子犬でいられるのはほんの数ヶ月、犬はどんどん大きくなっていくので、我が家の場合は成犬の方が好きだったりするので、キャリアチェンジ犬を引き取ることを考えるようになったのです。

日本介助犬協会さんとの出会い

いくつかの補助犬を訓練している協会さんに話を聞き、日本介助犬協会さんと知り合うようになり、協会さんで飼われているPR犬やセラピー犬の一時預かりボランティアを何回かさせていただくことができました。
ゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバー、スタンダードプードルといった犬種を預かることで、犬との暮らしについてだいぶ経験値を増やすことができたと思い、思い切ってキャリアチェンジ犬飼育に手を挙げることにしました。

そうして登録してから数ヶ月後に介助犬協会さんから電話が来て、最初の候補犬が現れることになりました。

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