発達障害がよくなるケース
こんにちは!
対人恐怖、自己否定など心の問題や悩みの根本解決をサポートする
心理セラピストの白鳥大介です!
さて、今日のテーマは最近増えている大人の発達障害について。
発達障害も重度からグレーゾーンまで、症状の組み合わせも様々なのですが、基本的には脳に先天的に発達の阻害が起こったことによる障害なので、よくなるものではないという認識が多いかなと思います。
確かに重度の場合はその可能性が非常に高いです。
僕は対人恐怖症のクライアントさんが多いので、自然と発達障害(自閉スペクトラム症やADHD)の診断を受けている方が多いのですが、基本的には変わらないはずの発達障害が心理セラピーを受けることで症状が改善したケースが多数あります。
自閉スペクトラム症などの人と目が合わない、人を受け入れられない、共感性の薄さなどは、シンプルに対人恐怖症から来ているものだったり、幼少期を探っていくと親との関わりや情緒的な繋がりがなかった(心理的なネグレクト状態だった)というケースの方が多かったです。
また、聴覚過敏だった人が、幼少期に親からの暴言や親同士の罵倒をずっと聞かされていたケースも多いです。
さらに、ADHDなども失敗の恐怖が強く、いつもいっぱいいっぱいで、余裕のなさから不注意や落ち着きのなさにつながっているケースなど。
つまり、これらの問題は発達障害というよりは過去のトラウマや愛着障害から来ているもので、これらの問題を扱い、心や愛着が回復することで発達障害的な症状がなくなったという人が多数いらっしゃいます。
発達障害とトラウマによるストレス障害や愛着障害というのは特徴が似ていて、区別がつきにくいんですね。
でも、脳の機能障害で本来あまりよくなるはずのない状態がよくなったということはやはり原因はそういうことなのかなと思わざるを得ません。
そして、発達障害という診断がおりることで原因がわかって楽になる面もありますが、トラウマや愛着障害が影響している場合はその後の生きづらさは持続します。
特に人間関係に悩みがち。
それを自分は発達障害だからしょうがないと諦める前に。
心の回復から生きやすくなる可能性はゼロじゃありませんので、ぜひ自分の過去を振り返ってみて下さいね。
最期まで読んで頂きありがとうございました。
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