激坂王2021
箱根駅伝まで残すところ1ヶ月半。今日は箱根にて激坂王というレースが行われた。ここ数年はこのレースが5区山登りの前哨戦となっており、ここで好走した選手は5区でも好走するという流れが出来つつある。昨年の大会では三上雄太選手(創価)が優勝→5区で区間2位と、創価大学の往路優勝に大きく貢献した。今年は3代目山の神・神野大地選手(セルソース)が出場することにも注目が集まった。
そして主な結果は以下のようになった。
神野選手、ぶっちぎりの優勝である。2位と1分37秒は、かなりの大差である。昨年の優勝タイムが53分ちょっとなので、いかに凄いタイムかがわかる。山の神は、今も山の神だったということを証明してくれた。
2位には殿地選手(國學院)が入った。神野選手に離されたといえ、53分切りはこちらも昨年の優勝タイムを上回る。箱根5区での区間賞候補に名乗り出た形になった。2年次からチームの主力として各駅伝に出場していただけに、今年の出雲も全日本もエントリーされず、どうしたのかな?と思っていたが、山に向けた準備を進めていたのだろう。他校にもマークされる存在となった。
3位の吉富選手(日体)と4位の大坪選手(駒澤)も好タイムでの上位なので、これまた1ヶ月半後に魅せてくれるだろう。駒澤は昨年5区を走った鈴木芽吹選手が疲労骨折の影響で、ここまで駅伝のレースに出場できていない。そのため、ここにきて5区候補が固まったのはチームとしても大きいはずだ。もし、鈴木芽吹選手が走れるとしても、彼の走力を考えると平地区間に回したい意向もありそうなので、駒澤にとっては明るいニュースとなった。
順天堂は、先日の全日本8区で好走した四釜選手の5区があるかなと思ったが、神谷選手が今日8位に入り、これまた5区の目途が立ったともいえる。区間配置の予想が難しい大学の一つとなった。
今日の結果を覚えておいて、箱根5区のレース後に結果がどう反映されるのか。その答え合わせが今から楽しみである。