単なる1大会の復活というわけではなく
これまでの東京マラソンが帰ってくる――。東京マラソン財団は、今年度の東京マラソンの要綱を発表した。
定員数は37,500人と、2019年以前の規模に戻して実施される。エントリー料は23,300円と、それだけは以前の通りには行かなかったが、これはもはや仕方がない。
このニュースは単に東京マラソンだけが復活するという話では留まらない。これに追随するように、全国各地で開催が中止あるいは縮小されていた大会が元の規模に戻るきっかけを得たといえる。
思えば、2020年大会を延期(市民ランナーにとっては実質中止)してから、それに続くように相次いで大会が中止に追い込まれた。日本で最もインパクトのある大会の動向に、各大会が続いてしまうのは、どうしようもない流れだったのかと思う。
3年間、我慢を強いられてきたランナーには吉報ともいえるし、この3年で練習ができたか、できなかったかがハッキリしてしまうともいえる。久しぶりに戻ってきたマラソン大会に向けて、この夏のトレーニングが重要であることに変わりはないだろう。
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