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いつもとは違う夜空

昨日の仕事帰りに空を見上げると、月がいつもと違う。そうか、今日は皆既月食だったのかと同僚と話になった。歩いて帰る道はいつもと同じだが、少しだけ気分が違ったような、そんな気持であった。

家に帰った後も、わざわざ外に出て見てしまった。完全な月食ではないけど、すごく長く続いているなぁと思ったら、すごく長い時間を月食していたらしい。

月が一部分赤く見えるのは「レイリー散乱」という現象らしい。波長の短い青色の部分は地球の大気中の粒子により散乱される一方で、波長の長い赤色の部分は月まで届いてしまうらしい。数学的には何やらややこしい式が並んでいるが、とても神秘的な現象であるなと思う。

今朝、走っていたら、空に満月が浮かんでいて、いつもの満月通りの綺麗なまん丸お月様であった。それだけに、昨夜の現象の貴重さを改めて感じたものだ。次回の皆既月食は2022年11月8日、およそ1年後にまたお目にかかれるそうだ。

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