自分に合った睡眠

朝、会社にいく時間は何時だろうか。都内のオフィス勤務であれば9時始業、工場は8~9時の間、あるいはもっと早いところもあるだろう。朝が苦手な人にとっては、早ければ早いほど辛い。自分はどちらかというと朝型の人間なのだが、いつの間にかそうなっただけで学生時代は朝がとても弱かった。

自分の睡眠の性質を調べるには、以下のようなサイトがある。与えられた質問に対して回答していくだけで、自分の理想の睡眠スケジュールや必要時間などを知ることができる。人によって、理想の睡眠は結構違うようなのだ。

もともとこれを知ったのは、東洋経済の記事からだった。睡眠の中央時刻(眠りに落ちた時刻と朝起きた時間の中間時刻)が前日側に来れば朝型、翌日側に来れば夜型となる。朝型の人間ならば、現代社会の働く時間に合っているのだが、夜型ならば目覚めの悪い朝を毎日迎えていることになる。驚くことに、朝型か夜型かは50%程度が遺伝で決まってしまうらしい。努力でどうにかなるものでなく、その人の性質のようなものだから、むしろ仕組みのほうを人間に寄せていかなければならないのだろう。

朝、ギリギリに会社に行くことで、通勤途中に事故に見舞われるかもしれない。それにその人の最高のパフォーマンスを発揮できないかもしれない。日中に太陽光を浴びることで、ある程度は朝型に合わせられるのだろうが、やはり限界がある。もし、こういった調査をしっかりやっていれば、その人に合った勤務体系が構築できることに繋がる。「朝が弱いやつはダメだ」と短絡的になるのではなく、どうやったら各人のパフォーマンスを向上させ、全体として生産性を上げていくかという建設的な議論になることを期待したい。人口減時代を突き進むこれからの日本ではこういったアプローチもきっと必要になるだろう。

話が大きくなってしまったが、誰もが働きやすい社会になってほしいなと思うのである。

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