アルコールは太らないって本当?
アルコールが飲めない人には、何の興味もない話かもしれませんが、
アルコール好きなら気になって気になってしょうがない話なのでは?
何せ、「健康のためには休肝日をもうけましょう!」と言われても、
何かと理由をつけてアルコールを飲むのが哀しい性・・・と感じている人もいるのでは?
「ビール腹」という言葉があるように、アルコールはダイエットの大敵だというのが常識です。
しかし、面白い事に少し調べてみるとアルコールとダイエットの関係には
意外にも科学的根拠のある資料が少ないのです。
そこで、今回は「アルコールは本当に太らないのか?」検証していきたいと思います。
基本となるアルコールのカロリー計算
まずは基本となるカロリーの計算方法から確認しましょう。
摂取カロリー
= 炭水化物●g×4キロカロリー
+脂質●g×9キロカロリー
+たんぱく質●g×4キロカロリー の合計値です。
カップヌードルの成分表を見ると、
炭水化物 43.4g 、脂質 15.2g、たんぱく質 10.7g となっています。
炭水化物 43.4g×4キロカロリー=173.6キロカロリー +
脂質 15.2g×9キロカロリー=136,8キロカロリー +
たんぱく質 10.7g×4キロカロリー= 42,8キロカロリー
合計 353,2キロカロリー となります。
アルコールのカロリー計算の罠
では、気になるアルコールの例を見てみましょう。
今回はアサヒスーパードライをとりあげてみます。
アサヒスーパードライは
糖質(炭水化物)が3グラム、脂質が0グラム、たんぱく質が0,4グラム
となっています。
さきほどの計算式にあてはめると
糖質(炭水化物)3×4キロカロリー
+脂質0キロカロリー
+たんぱく質0,4×4キロカロリー
になります。
合計すると13,6キロカロリーにしかなりません。
あれれ?でもメーカーの公式サイトには42キロカロリーとなっています。
この差は何でしょうか?
・・・実はアルコールの計算が抜けているのです。
ちなみにアサヒスーパードライはアルコール%が5%です。
アルコールの量は350mlだと
350ml×[5%÷100]×0.8=14g となります。
この14gにアルコールは7キロカロリーを掛けます。
すると98キロカロリーになります。
あれれ?もっと分からなくなってきましたよね。
実はここがアルコールとダイエットの関係を分からなくしている部分です。
アルコールは他の食べ物とは違う見方をしなくてはいけないのです。
どっちが本当のカロリー??
もし、先程のアルコールの計算式になるように一缶で100キロカロリーだとしたらビールを3,4本も飲むと相当なカロリー摂取になります。
しかし、実はアルコールのカロリーはエンプティカロリーと言って、
身体には蓄積しないカロリーと言われています。
エンプティカロリーとは「栄養素のないカロリー」です。
でもこれはアルコール好きが喜んでいいことではありません。
エンプティカロリーは「身体のためになる栄養がない」という事です。
つまり、身体に不要なものなのです。
他に、アルコールは熱として分解されやすい性質があります。
アルコールを飲むと顔が赤くなったりするのはそのためです。
ですから、アルコール自体はそれほど高カロリーではないといえます。
アルコールと正しく付き合うために
しかし、アルコールを飲む事で食欲が刺激されドカ食いになったり、
肝臓がアルコールを分解する時間が長いと肝臓に脂肪を溜め込んでしまうなどのアルコールが起因となるデメリットが大きいのです。
アルコールは、適量でさらに休肝日を置く、という
一般的に言われている事をしっかり守る事がダイエットにも健康にも大事です。
*アルコールも糖質は他の食べ物と同じ考え方なので低い数値のアルコールが良いですよ!
■ダイエットの参考にして下さい♪■
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