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【PC】【ハウツー】USキーボードの汎用性の高い設定方法!(初~中者者向け)

まえがき

おしゃれで安いUSキーボードを使いたい!
でも設定が難しい!
という方に、かなり汎用性の高い設定をご紹介です。

今回は

  • AMAZONなどで売っている安い中華系65%キーボード(US配列)

  • Windows11 23H2

  • 日本語を主に使いたい方

前提としています。
また目標

  • なるべく複数同時押しコマンドを作らない

  • さっきまで日本語配列を使っていた人でも戸惑いにくい。

  • 元からある機能を極力つぶさない。

  • 間違っても簡単に元に戻せる。

の4つをクリアすることです。

キーボードはUS配列が世界的なスタンダードなので同じ性能であれば日本語配列の方が価格が高く、種類が選べないのは当然です。
ターゲットが80億分の1億になってしまうので需要が少なく採算が取りづらいからです。

なので、安くおしゃれなキーボードを買おうとすれば必然的にUS配列になります。

そして、最近のおしゃれトレンドはフルサイズではなくコンパクト。
しかしコンパクトは最小クラスだと60%キーボードあたりまでありますが、このサイズ帯はゲーム特化型です。

ゲーム時のマウスとの位置関係などを考慮し、最小までキーを減らしているます。
その弊害としてFnキーや十字キーまで排除されていて、複数同時押しのコマンドが増え扱いが難しいです。

なのでMAACoは、どんなに小さくても65%キーボードまでにされることを推奨します。

このサイズなら文章作成からプログラミングまで、大きな弊害を表面化させずに気に入ったキーボードを使用することが可能です。
ネット上での販売量もそれなりにあります。

では早速!

LANGTU GK65

LANGTU GK65

今回のテスト端末はLANGTUGK65
65キーで構成されていて65%キーボードと呼ばれる範囲のサイズのものです。

実際の商品イメージはこんな感じ。(メーカーHP画像)

【アクションプラン】

①接続したら最初にやることはPCの設定です。
これは様々なサイトに載っています。
設定⇒時刻と言語⇒言語と地域⇒日本語…(言語のオプション)⇒キーボードレイアウト(レイアウトを変更する)⇒英語キーボード(101/102キー)⇒今すぐ再起動する

Windows11設定

②次にMicrosoft StoreからPower Toysをダウンロード。
提供がMicrosoftなので安心。

このアプリの使用目的はキー配置を細かく設定できるから。
下の写真を見てみると、GK65だけキーボードが5列しかない。(中段左)

他のキーボードと比べてキーの数が圧倒的に少ないから、否が応でも複数キーの同時押しコマンドは発生する。

それを最小限にして覚えることを減らしよく使うコマンドは1キーに登録すること、たまにしか使わないものは複数キーの同時押しにしてしまうと実用性が高くなる。

MAC用や有線のフルサイズ、折畳み式の持ち運び用など様々ある。
好みや目的、用途によって使い分ける。

③Power Toysを開き、サイドメニューからキーボードマネージャーを選択、有効化をオンにする。
下の写真は既に設定済みのもの。
結論から言うとこれと同じ設定にすればいい

④設定のやり方は下記の通り。
まずはキー設定から。
写真の左側に記載されているキーの効果を右側のキー(もしくはコマンド)に変更するものだ。

※補足1※
1番上のCaps Lockは日本語使用時には使わない使用頻度の低いキーだから、「日本語と英語の切り替えスイッチ」として登録した。
日本語配列ならエスケープの下に存在するキーだ。

登録せずとも「Alt + `」で切り替えられるが、こんなに使用頻度の多い切り替えは1キー操作が便利だろう。
ここで失ったCaps Lockはあとで同時押しコマンドとして復活させる為機能として失いはしない。

※補足2※
上から3~4番目。ボタントレードは優先されるものを切り替えただけ。
口語の文章を書く人は「~」を使うしプログラマーは「`」を使用するため、これらが2~3つのキー同時押しは不都合だった。

基本は「`」として使用し、ここで失ったEscはあとで同時押しコマンドとして復活させる為機能として失いはしない。

こんな警告が出るが、Caps Lockは後に復活させるし、Alt(Left)も同じ効果のAlt(Right)が残っているので無視していい。
「それでも続行する」を選択。

④続いてショートカットキーの設定。
先ほどのキー設定はキー一つ一つに意味や効果を割り当てるものだったのに対し、こちらは複数キーの同時押しに何かしらの意味や効果を割り当てることができる。

画面内に入らなかったので直接説明。
1番上はデリートキーが無いので「Shift + Backspace」でデリート(後方削除)できるようにした。
「Ctrl + B」でもできるがおそらく普及していないだろう。

2番目は先ほど失ったCaps Lockをコマンドとして復活させた。
VK240という謎のキーはここでは意味を無視していい。
「Shift  + Caps Lock」を同時押しで出るコマンドだ。

3番目と4番目は「右のCtrl + =」もしくは「右のCtrl + -」ボリュームのアップダウンをできるようにしたものだ。
プラスとマイナスのボタンだから初級者も感覚的にわかりやすいだろう。
動画視聴中などに重宝する。

そしてこれらは万が一気に入らなくても設定の一番上にある「Keyboard Managerを有効化する」をオフにすれば全てデフォルトに戻るから失敗を恐れる必要がない

何回でも自分好みに変更してみればいい。

今回の設定は小学生でも1日で順応したので、初心者でも使える自信がそこそこある

そして60%の最小クラスキーボードを買ってしまった方は、一部失う機能こそあるが、「Ctrl + i」「Ctrl + j」「Ctrl + k」「Ctrl + l」を十字キーとして登録することもおススメだ。

ホームポジションを全く崩すことなく十字キーが使えるメリットもある。


まとめ

最後に、今回この記事を書こうと思った経緯をお話しします。

WEbサイトや動画サイトを調べると、「USキーボードに困ったら見る動画(記事)」的なものはたくさんあった。

しかしそのほとんどが「普通の人はこういう使い方はしないので…」「一般的には…」という条件ありきの説明になっていて、何かしらの「弊害」を受容させようとしてきた。

普通って何でしょうね。
再生回数や閲覧回数の伸びる母数の多い対象が普通だろうか?

「文章を書く人」と「プログラマー」と「日常ユース」の人。
みなさんそれぞれの立場における普通の人です。

より良い環境を求めなければ、PC付属品のフルサイズキーボードでとりあえず使えるはずです。

と言うことは、

「普通のキーボード」とはそのどの事情、環境下の人にも特段弊害の生じないキーボード。
もともとある機能を主観で排除したものは普通のキーボードではない。

ということになります。

普段から他の記事でも散々書いているように、MAACoはマジョリティの為にマイノリティを犠牲にする社会や風土が嫌いです。

特に、合理性より同調圧力を感じられるものは。

だから「普通」という言葉も嫌いです。
それこそ「それってあなたの感想ですよね」なんです。

そんなこんなで今回は、「個の事情を配慮されない人を極力減らした記事を書きたい」と思いました。

このハウツーが、どこかの誰かの痒い所に手が届く情報になることを願っています。

最後にオマケ。
LANGTU GK65のタイピングサウンドです。

Rethink MAACo

いつか誰かのためになる。 そんな好循環を夢見て活動しています。 お力添えをよろしくお願いしますm(_ _)m