会社員?フリーランス?結局どちらも選んだ私
私は今、フルリモートの時短社員として働きながら、フリーランスとしても仕事をしています。
この働き方にたどり着くまでには、ほんとーーーーに多くの紆余曲折がありました。社会人9年目にしてこれまでに在籍した会社は、なんと5社!
短期離職を繰り返した私は、自分のキャリアに自信を持てず、「この先も転職を繰り返していくんだろうな」と思っていました。
そんな私が今、「会社員」と「フリーランス」両方の働き方を選び、どちらも楽しめている。当時の自分には想像もつかなかった毎日です。
扶養内フリーランスからのスタート
私の本格的なフリーランス生活は2023年の夏、夫の扶養内で働くことから始まりました。月に5〜8万円程度を目標に、自分のペースで家事・育児と仕事のバランスを取る日々。
副業時代からお世話になっていたクライアントのオンライン秘書として働きつつ、求人に応募したり、クラウドソーシングやSNS経由でお仕事を受けていました。
扶養の関係で仕事時間を増やせないもどかしさを感じていた2023年末、思いがけないオファーをもらうことに。
「時短正社員として、月の半分だけ働きませんか?」
この時の嬉しさは今でもよく覚えています。長らく業務委託のオンライン秘書としてお世話になった会社に必要とされている。しかも、フルリモート・フルフレックス、何より育児を第一優先にしてOKというありがたすぎる条件でした。
このオファーをいただいたとき、「私が理想とする働き方はこれだ!」と感じました。
かつてフルタイム会社員として働いていた頃に描いていた理想の働き方そのものだったんです。
会社員とフリーランスの「二足のわらじ」は一見大変そうに思えるかもしれません。でも今は会社の仕事を基本的に優先しながらも、その日の状況に合わせて柔軟に時間配分できる働き方。自分の理想が叶った働き方を実現できています。
生きる世界は一つじゃない
この働き方で得られた最大の変化は、心の保ち方のような気がします。
以前、一つの会社でフルタイム・フル出社していた頃を振り返ると、その職場が私の世界のすべてであるかのように感じていました。
誰かの何気ない一言や同僚の機嫌・視線が気になって、落ち込んで。それが全てのように感じて。その気持ちを抱えたまま帰宅し、家に帰ってきた時点ですでに翌日の出社が憂鬱で、朝起きた時には既に疲れを感じるような日々。
でも今の働き方に出合って、気持ちの切り替えが驚くほど簡単にできるようになりました。何か気になる出来事があっても、「私には別のお仕事がある!つぎ!」「生きる世界は一つじゃないんだ」と前向きになるように。
私のように他人の言動が気になるタイプの人にとって、複数の仕事を持つと精神的な負担が増えるのでは?と心配される方もいるかもしれません。確かに関わる人は増えます。でも、むしろそれが「切り替えのスイッチ」となり、かえって気持ちの保ち方が楽になったような気がします。
例えば、フルタイムではなく、短時間勤務の正社員やパート、アルバイト、派遣社員としてお仕事しつつ、フリーランスのお仕事をしてみる。
複数の仕事を持つことで、「ここだけが自分の居場所」という考え方から解放される実感があります。私の場合、複数の仕事がそれぞれ「メイン」に思えるほど、相乗効果を感じています。
「この会社のこの仕事だけがすべて」という考え方から解放されたことで、心の余裕が生まれ、働くこと自体をもっと楽しめるようになりました。
やりたいことは全部選ぶ
会社員時代、フリーランスに憧れながらも、自分には特別なスキルがないと感じていました。「自分には取り柄もない」「特筆したスキルや業務経験もない」と、転職を繰り返してきた事務職の経歴に誇りを持てず、卑屈になる日々。
でも、少しずつ自分にできることを行動に移し、今の働き方にたどり着きました。
「会社員」と「フリーランス」を両方選ぶことで、どちらも中途半端になるのでは?と少し悩みましたが、結果的にはこの選択が私にぴったりだったと思います。
やりたいことはまずは全部やってみる。合っていなかったら辞める。
これもアリだなと思っています。
すぐに会社員×フリーランスになれなくても
すぐに会社員のお仕事を時短にしたり、フリーランスをしながら会社員のお仕事を得るのは難しいことかもしれません。やりたいことをすべていきなりやるのは難しいかもしれない。でもその中でもできることってあると思っていて。
・自分の理想とする働き方を具体的に思い描いてみる
・現在の会社との時短勤務の可能性を探ってみる
・副業からスタートして、徐々にフリーランスの世界に足を踏み入れてみる
・自分が携わる仕事で、必要とされるポジションを築く
などなど。上記は私が今まですべてやってきたことです。
大切なのは、理想の働き方はすぐには実現できなくても、何かしら考えて行動することがヒントになったり、何かに繋がったりするということ。
理想の働き方はすぐには実現できなくても、小さな行動がヒントになり、未来に繋がることがあります。自分の「やってみたい!」を大切にしていったら、思いがけず素敵な働き方に出会えるような気がします。
今度別の記事に私自身が業務委託から正社員のオファーをもらうために心がけていたこと、正社員から時短社員への変更に関して前職の会社と交渉決裂した話…!を書いてみようかなぁと思っています。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。