年金で使われているマクロ経済スライドとは?
皆さん、こんにちは。
資産運用とライフプラン作成によって人生設計をサポートする。
FPコンサルタント
守屋 勇希です。
自宅から珈琲を飲みながら記事を書いています。
今日はこの後、案件対応、面談、事務作業です。
今回の内容はタイトルの通り
「年金で使われているマクロ経済スライドとは?」
について解説します
では、いつも通り結論から言います。
「マクロ経済スライドとは、公的年金被保険者の減少と寿命の伸びに基づき
支給される年金の額を変える制度」ということです。
では解説していきます。
マクロ経済スライドは平成16年の法改正によって作られました。
年金は国民から年金保険料を集めて貯蓄し、その分から年金を配っています。
年金保険料を集めないと貯蓄できずに
もらえる年金が少なくなってしまいます。
最近では高齢化社会になり年金保険料を支払う人よりもらう人が多くなって
しまっているためにもらえる年金が下がっていました。
元々昔に作られた制度なのでいまのような人生100年時代に向けて作られておらず、年金をもらえる期間を短く設定していましたが
国民の寿命が伸びていってしまっているため旧式の制度では対応できず
その対策にマクロ経済スライドが導入されました。マクロ経済スライドは集める保険料が少なく貯蓄が不十分だとそれに合わせて年金額を変える制度で
このマクロ経済スライドで毎年の年金の額が変わります。
ではなぜ令和2年度の年金は高くなったのか?
それは社会保険の適用が緩和され、社会保険の適用者が増えたからです。
それによって国の貯蓄が増え令和2年度の年金額が少しですが増えました。
これから社会保険の加入条件が緩くなるので
もしかしたら年金の額がまた上がるかもしれないです。
このようにマクロ経済スライドによってある程度年金の額をコントロールしているので
よく噂をされている『将来の年金はもらえない』ということはないかと思われます。
ただ、繰り下げの期間が70歳から75歳になったりとしているので年金支給の歳も65歳から70歳〜になると思われます。
まとめると
年金はマクロ経済スライドというシステムを導入していて、集める年金保険料が少ないとそれ相応に支給する年金が額少なくなる。そのことから絶対ではないが年金がもらえるということはないと思われる』ということです。
では
今回はここまでです
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