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【2025年2月7日】今日の日経平均株価の流れと結果は?~1分でサクッと読む
「7日の日経平均株価:4営業日ぶりに反落、円高・決算影響で279円安」
1日の流れ
■ 日経平均株価(7日)
終値:3万8787円02銭(前日比 -279円51銭 / -0.72%)
7日の日経平均は4営業日ぶりに反落し、前日比279円安となる。
主な要因は、円高進行による輸出関連株の下落と、東京エレクトロンの決算を受けた大幅安です。
一時は300円超の下落となる場面もありましたが、売り一巡後は下げ渋る動きとなり、その後は株価を縮小しそのまま市場を終える
市場の主な動向
✅ 円高進行が輸出関連株の重荷に
・東京外国為替市場で円相場が一時1ドル=150円台後半と
2カ月ぶりの高値を記録
・トヨタなど輸出関連株に売り圧力がかかり、日経平均を押し下げる要因に
✅ 東エレクの決算が失望売りを誘発
・東エレクが決算発表を受けて急落し、日経平均の下げ幅を拡大
・指数寄与度の高い銘柄の下落が影響し、日経平均は一時300円超安
✅ 売り一巡後は下げ渋り
・円高の動きがやや落ち着いたこと
・好決算銘柄への買いが入り、相場を下支え
✅ 米雇用統計・日米首脳会談を控え、様子見ムードも
・7日に米1月の雇用統計が発表予定 → 米景気や金融政策の見通しに影響
・石破首相とトランプ大統領の初の首脳会談も予定
・市場では「トランプ氏が円安を問題視すれば、さらなる円高進行も
あり得る」との警戒感も
その他の指数・市場データ
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・東証株価指数(TOPIX):2737.23(-14.97ポイント / -0.54%)
(4日ぶり反落)
・JPXプライム150指数:1204.62(-10.27ポイント / -0.85%)
(4日ぶり反落)
・東証プライムの売買代金:概算 4兆5765億円
・東証プライムの売買高:21億6458万株
・東証プライムの値下がり銘柄数:827
・値上がり銘柄数:751
・横ばい:62
→ 値下がり銘柄がやや優勢だが、全体としてはそこまで
極端な売り圧力ではない
主な個別銘柄の動き
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✅ 下落銘柄(円高・決算影響)
・トヨタ → 円高の影響で売られる
・富士フイルム、IHI → 円高進行や市場の不透明感で売り優勢
・東京エレクトロン → 決算を嫌気して大幅下落、日経平均を
大きく押し下げる要因に
✅ 上昇銘柄(好決算や材料期待)
・日本製鉄、川崎重工(川重)、神戸製鋼(神戸鋼)
→ 鉄鋼関連が堅調に推移。
→ 鉄鋼関連は比較的買いが入り、ディフェンシブな動きを見せる
今後の注目ポイント
✅ 米雇用統計の結果
→ 強い結果なら金利上昇懸念、弱い結果なら景気減速懸念が強まる可能性
✅ 日米首脳会談の内容
→ トランプ大統領が円安を問題視する発言をすれば、
さらなる円高が進む可能性
✅ 決算シーズンの動向
→ 東エレクのように決算が市場の期待に届かないと、
大幅下落するリスク
✅ 円相場の動き
→ 円高が進むと輸出関連株にさらなる下押し圧力
まとめ
「日経平均は4日ぶりに反落、円高・決算影響で279円安」
7日の日経平均は-279円(-0.72%)と反落し、3万8800円台に下落しました。
・円高進行で輸出関連株が売られる(トヨタなど)
・東エレクが決算発表を受けて大幅安となり、日経平均を大きく押し下げる
・米雇用統計や日米首脳会談を控え、様子見ムードが強まる
・売り一巡後は下げ渋り、好決算銘柄には買いが入る
→ 今後は米雇用統計や日米首脳会談の結果次第で、さらに円高が進むかどうかがカギに