うちの会社ブラックかも！！素人にもわかりやすく雇用保険法の解説1−5（求職者給付その２）

2024年12月29日 16:56

Bさん: Aさん、失業保険って、基本手当だけじゃないんですか？

Aさん: そうでもないんだ、Bさん。基本手当以外にも、いろんな種類の失業給付があるんだよ。

Bさん: え、他にもあるんですか？

Aさん: そうなんだ。例えば、基本手当をもらっている途中で仕事が見つからなかったり、年齢が高かったりする場合には、延長給付が受けられる可能性があるんだ。

Bさん: 延長給付？

Aさん: そう。基本手当の期間が延長される制度のことだよ。

Bさん: それはありがたいですね。

Aさん: さらに、高年齢の人や、短期の仕事しかしていなかった人、日雇労働者の人など、それぞれに合った給付があるんだ。

Bさん: え、そんなにあるんですか？

Aさん: そうなんだ。高年齢の人には「高年齢求職者給付金」、短期の仕事しかしていなかった人には「特例一時金」、日雇労働者の人には「日雇労働求職者給付金」ってのが支給されることがあるんだ。

Bさん: それぞれ違うんですか？

Aさん: そう。それぞれの人の状況に合わせて、支給額や期間が違ってくるんだ。

Bさん: じゃあ、どれがもらえるか、どうやって決まるんですか？

Aさん: それは、あなたの年齢や、働いていた期間、雇用形態によって決まるんだ。ハローワークの職員が、あなたの状況に合わせて、どの給付が受けられるか教えてくれるから。

Bさん: わかりました！

Aさん: ただ、これらの給付は、基本手当と重複して受けられるわけじゃないんだ。

Bさん: 重複しないんですか？

Aさん: そう。例えば、基本手当をもらっている期間に、高年齢求職者給付金ももらうことはできない。

Aさん: でも、それぞれの給付には、それぞれのメリットがあるから、ハローワークの職員とよく相談して、自分に合った給付を選ぶことが大切なんだ。

雇用保険の延長給付について、より詳しく解説します

基本手当の受給期間が終了した後も、一定の条件を満たせば、失業給付を受け続けられる制度です。再就職活動が思うように進まない場合や、特定の状況にある場合に、生活の安定を図るための支援となります。

基本手当以外の一般被保険者に係る求職者給付:
- 基本手当の受給期間が終了した後、一定期間内に再就職できなかった場合に支給されます。
- 再就職活動が困難な状況にあると認められる場合に、支給期間が延長されることがあります。
高年齢求職者給付金:
- 高年齢の労働者が失業した場合に、再就職が困難であることを考慮し、基本手当に加えて支給される給付です。
特例一時金:
- 短期雇用特例被保険者（季節的な仕事など）が失業した場合に、基本手当とは別に支給される一時金です。
日雇労働求職者給付金:
- 日雇労働者が失業した場合に、基本手当とは別に支給される一時金です。

延長給付は、失業期間が長期化する可能性がある場合に、生活の安定を図るための重要な制度です。しかし、受給資格や条件は複雑であり、それぞれの給付によって異なります。失業した場合には、早めにハローワークに相談し、自分に合った給付を受けるようにしましょう。