
【コラム】広報業務を通して感じていること。~ 対話から学ぶ・期待値を探す ~
RetailNextの仕事をしていると、小売事業者の皆さま を ご支援する中で、ブランドさまのオリジン(出身地)が、海外・日本どちらにも多く出会います。
しかし、結局、生活者にとって身近や親しみが多いブランドには、愛されるお店があるのだなと、いち生活者として感じてもいます。
生活者として想うコト と 企業立場として考えるコト の 間に 差分があることもありますが、同時に、企業の立場に想いを寄せたり、企業(特に ブランドストーリーのような)話に出会うと、勝手に身近に感じて、好感を多めに抱いてしまったりします。
そして、わたしは、広報の仕事をしながら、同時に 日本市場での小売業界へアプローチをしたいと思っている事業者 や リサーチャー・インキュベーターなどから、日本市場や海外市場のトレンドなどに関する質問や対話を求められることも多くあります。
そんな中、お客さま や メディアの記者さん、パートナー企業を希望される企業さまなどからのご質問・対話をする機会の中で、単に RetailNext の 世界だけお話をしても、それは 私たちが言いたいコトであって、対話の相手が聞きたいコト・話したいコトであることではないとも感じています。
そのために、新聞や業界関連のメディア・新聞などに目を通し、小売業界・メーカーなどの方々のお話を伺える場に赴き、お話を聞かせて頂いたり、学ばせて頂いたりと、なかなか貴重な経験を積ませて頂いています。
~ 対話から学ぶ・期待値を探す ~
広報という仕事をしているから。というわけではなく、仕事の中で 意識しているのが ~ 対話から学ぶ・期待値を探す ~ です。
先述した通り、いろいろなバックグランドの方と出会ったり、お話をさせて頂く機会が多い中で、今日は、広報・マーケティング&事業開発をしている立場として 最近 頂く質問について 書いてみたいなと思います。
よく対話・会話の中で、RetailNextのできるコトを超えたお話をしていただく場面に出会います。その中で、改めて感じているのが、#D2C( #DTC )や、#OMO 、#オムニチャネル は、RetailNextのお客さまだけでなく、上記に書いた質問や対話を求めてご連絡をくださる企業担当者に、今後深堀してみても良いのでは?と 話題としてお伝えする必要性です。
RetailNext の お客さまには、2020年1月に出版された 『 D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略 (NewsPicksパブリッシング) 佐々木康裕 』に掲載された ブランドもおられることから、わたしも、D2C企業の取り組みや、企業姿勢を学ぶことが多いです。
その他、 #OMO の 充実を図ろうとされておられる方々 や 取組みを学んだり、 #オムニチャネル と 探求され、企業や企業を超えた横のつながりから探求される方々の話を読んだり聞いたりすることもあります。
#D2C も #OMO #オムニチャネル も、共通していることは テクノロジー活用が深く関わっているということです。
テクノロジー活用って?
テクノロジーを活用するのは、結局 何のためなのか。 誰のためなのか。
これは テクノロジー企業の私たちも、常に考えていないといけないと思いますが、同時に、小売企業のために活用を考える立場に立たれた方は、例えば、コンサルタント(外部の方)、担当者(内部の方)にも 改めてお伺いするようにしています。
それも、~ 対話から学ぶ・期待値を探す ~ の プロセスのひとつだと考えるからです。
分析をすること、データを集める環境をつくること は プロセスの一部であり、そのプロセスで RetailNextをご採用頂くのであれば・・・
私たちのソリューションから どんなデータが取得でき、そのデータを使って、ビジネスの大きな決断から、日々のオペレーションの改善など、包括的にご活用いただきたいと考えています。
この観点において、私たちのお客さまの事例 や お客さま・パートナー企業のお声 などを ご紹介することが、とても大事なことだなと思っています。
そして、とても 大事に考えていることは、小売企業・ブランドさまが、目指されている企業のカタチ、ブランドに向かって成長されていくこと が 重要なわけで、その中で長いお付き合いを目指したいということです。
~ 対話から学ぶ・期待値を探す ~ なか で、今 必要だと思われていること と、着眼された RetailNext の 活用方法 が、少し遠いこともあるのです。
そんな時は、想定できる 実行可能性をお伝えするように心がけています。
よくあるのが、2つの可能性です。
① RetailNext Japan の パートナー企業に紹介する:
パートナー企業には、RetailNext以外のソリューションも取り扱われておられる企業も多くあり、もう少し 広いスコープでの提案を求めることが可能だと思うからです。
➁ RetailNext の 採用の見送り :
RetailNextの社員としては、残念ではあるものの、期待値にたいして、RetailNext は、この次、もしかしたら、ソノサキに選んでいただく ソリューションであると感じることもあるのです。その時は、正直にその考えをお伝えし、採用を検討していただいた旨 心からお礼をお伝えしつつ、今ではないと思う。ということを伝えます。
*ここまでお伝えするときは、①を選択肢としてお伝えするので、①をご希望される場合がほとんどです。
”自分たちでデータをみて、自分たちで考え、カタチにしていきたい”
RetailNext を ご活用されておられる 方々の姿勢・お話に触れると、感じることがあります。それは、”自分たちでデータをみて、自分たちで考え、カタチにしていきたい” という 姿勢です。
そうゆうブランドさんの店舗に、時々 生活者としてお邪魔することが多いのですが、どこの店舗も、店員さんがイキイキされている印象を受けるなと、感じる機会が多いです。
あるブランドさんでは、接客をしていただいて 少し店員さんと会話がはずんだりすると、『実は、あの天井についている RetailNext の 社員なのです。いつもお世話になっております。』と ご挨拶すると、『あ! RetailNext さんなんですね。 さっきも データ見ていたんですよー!』と User Voiceを頂いたりします。(凄く嬉しい瞬間です(笑))
お会計をする間などに、どんな風に 店舗スタッフの方が、RetailNextのデータを見ているのか、伺いてみたりするんですが、想定通り OR それ以上に活用してくださってて、心が高鳴ります。
最後にこぼれ話ですが・・・
突然ですが、わたしの大好きな アメリカンイーグル と エアリー が 日本に戻ってきました👏👏
その話題について、WWD Japanさんの記事を読んでいたところ、アメリカンイーグル と エアリー の 企業側のコトバとして こんな コトバがありました。
「日本市場によりしっかりコミットするために、(パートナー企業と組まず)自分たちで参入し、日本市場の声をしっかり吸い上げ、勉強したい」
わたしは、日本に 大好きなブランドが戻った!!という喜びと 共に、
真摯 に 日本にいる AE ファン に 向かい合ってもらえるんだろうなぁ と 思って、とても嬉しかったです。
そして、テクノロジー屋さんとしては、どんな データを活用されていくのかしら? と 想像したりします。
近日中に、池袋店へお邪魔して、店舗のカタチ、ビジュアル マーチャンダイジング、アイテム展開、マーケティングなどなど、勉強しに行きたいなと思っています。
日本にお帰り!という気持ちが大きいので、生活者としては、お買い物しすぎないように気をつけないと!だなと思っている次第です。
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執筆: Hiroko T 広報・マーケティング&事業開発