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たった布1枚、されど布1枚 ~ちょっとしたこだわり~

毎度おなじみ、レストランマジック研究所小林です。

知っている人は知っているのですが、僕はステーショナリーマニアでして
特に封筒とサインペンが守備範囲です。
この辺は以前にもどこかに書いているとは思います。

それから比べるとだいぶ甘くなりますが、ボールペンも嫌いではなく
特にゲルインクのペンは、中学か高校くらいから使い続けています。
メインはシグノで、無印のゲルインクもよく使っておりました。

現在は、シグノの太目のヤツを使っております。
(年取って、小さい文字が見えなくなってきたので、太めです(笑))

その他でちょっと珍しいと思うのは、ハンカチマニアなんですね。
これも、僕のメルマガとかでは書いていることなのですが
色んな所に行っては、ハンカチを探して買っていた
という事があります。

もちろん、マジックに使うためのもの。

一番最初は、ペットボトルのプロダクションをしたくって
探したような気がします。
要は、ボブリードのボトルプロダクションです。

実際に本人のプロダクションを見ていますが
ホントにだまされます。
セットをして、ここにあるからね!みたいな事をされても
気づいたらプロダクションされます(笑)。
まさに名人芸ですね。

それはさておき、ボブリードは固いナプキンのような布ですが
僕は柔らかいスカーフのようなモノを探していました。

主要なポイントは3つ
テレっとしている、柔らかいもの
紳士用のハンカチ以上のサイズ
できるだけ柄が無く、裏と表の差も少ないもの

探してみると分かるのですが、この手の物ってホントに少ないのです。
マジックの世界である程度安定して存在するとしたら
フォーサイトハンカチでしょうかね。

あれも、薄っすら柄があるんですが、僕はホントに単色のものを
探していました、その方がマジックの邪魔をしないと思うので。
とはいえ、そう簡単に見つからず、幾何学的な柄が入ったものを
長い間使ってきました。

ボトルプロダクションだけではなく、カードスルーハンクや
ハンキ―パンキー、キング・バートンズドリンクとか。
コインやカードと相性が良く、そこからの流れでキングバートンへも
行けるって感じで、持っているとホントに便利なんですよ。

単なるクロースアップマジックも、ハンカチ1つで
サロンサイズくらいに大きく見せられます。

例えば、空の手からコインを1枚ずつ取り出すとします。
単に空の手からでもいいのでしょうが、ハンカチをしごくと
出てくるってなったら、少し動きが加わり見えやすくなります。

また、コインを消した後、ハンカチを袋状にして
そこにコインが戻ってくるとか。
ご存じの方はご存じ、トムストーンが演じているような流れですね。

いやあ、カッコいい(笑)
昔も今も、あこがれますわ、トムストーン。

こんな風にハンカチ1つあれば、十分に大きく見せられます。
単にカードを当てるのではなく、カードスルーハンクにしたら
完全にとりネタにできる位のパワーを持ってくれます。

そういった部分から、もう少し研究されてもいいのにって
思っているのが、ジプシースイッチです。
ハンカチで行うスイッチですが、僕はアマーのトリックで
その巧妙さというか、使い勝手に感心してしまいました。

これね。

正直、どこかで1度くらいはやってみたいトリックの1つで
今の日本で、そんな事を考えているのは僕位でしょうって
思っております。

このトリックに限らず、このテクニックを多くの人が知ってくれれば
もっと面白いサロンサイズくらいのトリックは、沢山生まれそうな
気がしております。

布の色味や素材感で、結構その人のキャラクターを
示せる部分だとも思います。
当たり前の物が1つあるだけで、かなりいろいろと
マジックに活用できると思います。

是非、使いやすいハンカチを探してみてはいかがでしょう??

ちなみに、僕は今単色のハンカチを販売しておりますが
その前は、柄付きのモノで、女性もののスカーフの
小さめの物って感じでした。

なので、そういった物を売っている所を
マメに見てみるっていうのも、アリですよ。

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