キッズ相手のマジック、追記
基本的に、大人相手にマジックを演じることがほとんどですし
むしろ、お酒を飲んでいる方、またはお酒に飲まれている方
に見せる事が多いため、対キッズの場合には
色々と考えてから演じていることが多いです。
ただ、何を演じるか、はあまり変わりません
どう演じるか、は意識しております。
とはいえ、やっぱり子供たちを少々置いてきぼりに
してしまう事は皮膚感覚として感じます。
むしろ、後ろにいる父兄の人とかが笑っているとか。
文字、数字などの認識の度合いが
1歳違うとこれほどか、というのは初めて分かったことでした。
そしてそんな事を近くの方に伝えたら
乗り物は分かる、フルーツもわかる、色は分かる
数字とか文字は個人差が生まれやすい
という感じのようで。
同じ現象でも、対象を変えると子供向けにできそう
なんてこともあるなあ、と良いヒントを頂けたと
思っております。
そして、対キッズを意識して作った?
というほどではないのですが、思いついたトリックが
いくつかあり、手元で遊んでいた道具も活用できそうで。
MAKE YOUR CHOICE
という商品がありますが、これを使った色当てを演じました。
マニラ封筒にシルクを入れて、その色を当ててもらう、というもの。
封筒の触感でも遊べたり、色に関しても色々と
やり取りができる所もあると思います。
以前にMAKE YOUR CHOICEを使った際には
黒田さんの「大予言」を演じさせていただきまして。
大人はそれなりに笑ってくれましたが
子供は「?」となってしまっていたようで。
(個人的に、この手順は好きなのですが)
そこからしたら、かなりストレートな手法ですが
対キッズの場合には、これくらいでいいのかな、と。
ただ、もう少し、子供たちがワクワクできるような部分を
付加させていきたいなあ、と思っております。
トリックの基本ラインはこれで、後は何が遊べるか。
少々年が上の子たちを相手にできるなら
「日本古来は、色は4色だけで・・・」
みたいな事を言ってもイイかな、と思ったのですが
小学校低学年とかだと、そりゃあポカーンでしょうし(笑)。
そして、実際にポカーンでしたが、まあ図書館での演技
なので、ちょっとはアカデミックな情報を付加させても
イイかなと。
そして、もう1つトリックとして
「6カードリピート」のお金バージョンで
入れていった箱が特殊な物を使い、最後に完全になくなる
というトリック。
ずっとどうすればいいのか考えていて
ようやくちょっとまとまる感じになったかと。
箱(に見えるようなもの)はフラットな状態に
なるのですが、その状態で取り出し、箱ではないことを
ちょっとした前提にして進めていった方が
不思議のタイミングがこちらの欲しいタイミングになるかな?と。
そして、最後にお金が全部なくなるのですが
それはワレットを使う事で全部戻るという状態に。
なので、手元のお金が減らない、そして手元のお金が無くなっても
財布に戻っている、という事である意味まとまった感じで。
フォーサイトの割バニッシュも、無くなったままだと
落ち着かないのですが(ある種の質量保存がされないので)
箸を胸ポケットから取り出すだけでも、落としどころになります。
消えっぱなしって、やっぱ不安定になるんですよね。
なので、非常に簡易な感じの
トミーワンダー氏の「Ring, Watch, Wallet」的な。
ただ、これもまた、基本ラインはこれで、という感じで
後は多少は笑えるようなセリフを入れ込めたら
現象はもう十分だろうな、と。
ちなみに完全にお金が無くなってしまう現象で
大人の方は不思議がってくれはしたので
それはそれで、無しではないのかと。
少なくとも、とっかかりになる状態の
トリックが2つできたことは
かなりありがたいので、後は色々と思考しつつ
試してみるしかないです。
どちらのトリックも、もう少し形になれば
レストランマジック研究所で、使用している商品を
販売する際に、パフォーマンスのテストケースとして
特典コンテンツとしてお付けできますのでね。
焦らずに、演じていきたいと思います。
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