<ステップ04> ~「“半”個人事業主」から「個人事業主」へのシフトを目指す
<個人事業主に固執しない(その1)>
独立というと「もう絶対サラリーマンには戻らない」と不退転の覚悟でのぞむ方もいらっしゃいます。
これくらいの決意無しでは独立はうまくいかないことも一方で事実ではありますが、シニアからのキャリアにおいては、もう少し柔軟に考え、「チャンスがあればいろいろな働き方を経験したい」くらいのスタンスでのぞんだほうが良い結果につながります。
本コラムではシニアの働き方戦略の基本コンセプトの一つとして「多様な働き方のポートフォリオを実現する」戦略を掲げています。
業務委託契約をメインに、派遣社員として来てくれという要請があれば派遣会社に登録して働いてもいいですし、パートタイマーとして働いてくれという場合にはパートタイマーでも働いてもOKです。
相手のニーズに応じて柔軟な形態でサポートできることもサラリーマンとは大きく異なる個人事業主の特徴です。
サラリーマンの場合には、副業・兼業が解禁されていないとその企業との雇用でしか働けませんが、個人事業主の場合には自分で働き方を選ぶことができます。
怪人二十面相(古いです)ではありませんが、「あるときは〇〇、またあるときは△△」というスタンスで業務委託、請負、派遣、パートタイマー、アルバイトなどあらゆる働き方を組み合わせて、目標とする収入ややりがいを達成する戦略です。
筆者の場合も業務委託契約がメインですが、あるところとはパートタイマー契約を結んで働いています。
(その2に続きます)