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「働けるうちは働く!」ための仕事と人生の設計方法#42
「エイジレスで定年のない働き方」の実現をサポートする中高年専門ライフデザイン・アドバイザーの木村勝です。
「生涯現役」に欠かせない「一気通貫」実務スキル
シニア必須!「一気通貫」実務スキル磨き上げに最適な中小企業
「生涯現役=働けるうちは働き続けるキャリア」を歩むために欠かせないのは「一気通貫」の実務スキルです。
「一気通貫実務スキル」とは、ある業務のまとまりを一人で最初から最後まで完結できる実務力です。
私の専門である人事業務を例に取ると、就業規則の改訂という業務があります。
労働基準法が変更になった、新人事制度を導入した、といった場合に必ず必要となる手続きです。
この場合の一気通貫実務スキルとは、①改正内容に対応した制度を企画する、②会社稟議承認を受ける、③新制度を就業規則文面に落とし込む、④組合あるいは従業員に説明し変更の意見書をもらう、⑤就業規則改訂内容を労働基準監督署に届出、までの一連の流れをいいます。
こうした一連の流れですが、大企業ほど業務は分業化されています。①企画と②承認までは社内の人事で担当しますが、③以降は人事アウトソーシングベンダー会社に丸投げ、というケースもあります。
生涯現役を目指すシニアに求められるのは、①から⑤まで自分一人でこなせる「一気通貫」スキルです。
「一気通貫」実務スキル獲得のために最適な職場は中小企業です。
中小企業では、一人が何役も担当するのが当たり前です。
私の場合もサラリーマン時代最後は中小企業で勤務していましたが、人事はもちろん経理、総務までが守備範囲となっていました。
前回【事例】の元銀行員の方も、金融の受注から支払い、締めまでの一連の実務の流れに精通していたが故に、お客様からの問い合わせ内容も想定でき、それに即した現実的な回答も作成できたのです。
コールセンターには、電話応対のプロはいますが、扱う商品に関しては素人です(もちろん誰でも回答できるようなマニュアルが準備されていますが)
特に大企業にお勤めの方は、業務が専門化・細分化されているため、一気通貫スキルの獲得が難しいケースが多いですが、自ら買って出ても前後行程の業務を担当することも必要です。
ぜひ一気通貫を意識して実務スキルの磨き上げを図って頂ければと思います。
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フォレスト出版からの出版で、10月6日発売です。
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