「働けるうちは働く!」ための仕事と人生の設計方法#47
「エイジレスで定年のない働き方」の実現をサポートする中高年専門ライフデザイン・アドバイザーの木村勝です。
AI・RPA時代こそシニアの独壇場
今後到来のAI時代にこそシニアの培った「スローノウハウ・スロースキル」が活躍します。
先ほどのエクセルの事例のように業務の原理・原則・原点を踏まえた業務経験があることは強みの一つですし、メールやSNSに頼ることなく、対面でのコミュニケーションの必要性を若い時代に「鬼軍曹」「お局さん」と呼ばれた先輩から叩き込まれた経験も貴重です。
こうした職場や独身寮での厳しい先輩・後輩関係の中、時間をかけた濃密な人材育成を受けたことがシニアの財産でもあるのです。
【事例その1】人とのダレククトな接触に強みを持つ「高齢者対応のプロ」
Aさんは、通信販売会社のコールセンターを皮切りに一貫してコールセンター業務に従事するシニア世代の女性。
一つの会社でキャリアを積むのではなく、コールセンター業務を軸として職場を変えることでキャリアを積んできている。
人とのダイレクトな接触に生きがい。コールセンターオペレーターというコアスキルで「高齢者対応のプロ」として活躍している。
高齢化の進展より高齢者の問合せが増えているが、高齢者対応こそシニア層の独壇場。高齢者が困っていることが理解でき、操作説明も丁寧と評判も高い。
【解説】
一時中国へ移管が進んだコールセンター業務ですが、海外でのコストメリットが得られにくくなっていること、顧客へのきめ細かい丁寧な対応のよるサービス向上要請もあり、国内回帰が進んでいます。
ITリテラシーの無い“手続き弱者”の高齢者がこれから増えていきますが、高齢者ユーザーと対面で応対できるスキルは貴重です。
AI・RPA時代からこそ要請されるスキルです。
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本を出版致しました。
タイトルは、「知らないと後悔する定年後の働き方」。
フォレスト出版からの出版で、10月6日発売です。
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