見出し画像

50代からの新たな挑戦:田舎暮らしで見つけた心の余白

50歳を迎えた今、私は新たな人生を歩み始めています。かつては料理人として、厨房の熱気の中で腕を振るい続けていましたが、心身ともに疲れ切り、ついにその道を離れる決断をしました。現在は地方の小さな村に移住し、自給自足を目指すライフスタイルを模索しながら、文章を書くことで新たな生きがいを見出しています。

退職を決めた当時、私の心にはさまざまな葛藤が渦巻いていました。「料理をやめたら、自分には何が残るのだろう」「これまでの経験が無駄になるのではないか」といった不安が常につきまといました。それでも、朝起きるたびに感じる倦怠感や、自分らしさを失いつつある感覚が、退職の決断を後押ししました。

料理をやめてから数カ月、私は「次は何をすればいいのか」と自問自答を繰り返しました。都会での喧騒から離れ、自然の中で暮らすことで心の平穏を取り戻したいという思いから、地方移住を決意しました。畑で土を触り、四季折々の野菜を育てる生活は、かつての忙しさとは真逆のものでしたが、少しずつ自分を取り戻していく実感がありました。

そんな中、ふと「人に伝える力」を使って何かできないかと思い立ち、ライティングに挑戦することにしました。料理人としての経験や地方移住の生活、そして失敗と再出発の記録を綴ることで、同じように迷いながら新たな道を模索している人たちの力になれたらと考えています。

私の人生において、「やめる」ことは「失敗」ではなく、「新たな挑戦の始まり」だということを学びました。続けることに固執せず、勇気を持って一歩踏み出すことで、これまで見えなかった景色が広がることを実感しています。このブログでは、私の経験をもとに「やめる勇気」「新たな始まり」「心の余裕を持つ方法」について一緒に考え、前向きな人生を歩むためのヒントを提供していきたいと思っています。

過去の失敗や後悔は消すことはできませんが、それを糧にすることで未来が変わる。そんなメッセージを届けられる場所にしていきたいです。このブログが、誰かの小さな勇気や希望につながれば幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

いいなと思ったら応援しよう!