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伊坂幸太郎「クジラアタマの王様」を読んで
製菓会社に寄せられた一本のクレーム電話。広報部員・岸はその事後対応をすればよい…はずだった。訪ねてきた男の存在によって、岸の日常は思いもよらない事態へと一気に加速していく。不可思議な感覚、人々の集まる広場、巨獣、投げる矢、動かない鳥。打ち勝つべき現実とは、いったい何か。巧みな仕掛けと、エンターテインメントの王道を貫いたストーリーによって、伊坂幸太郎の小説が新たな魅力を放つ。
おもしろかったです。何より設定。
新型インフルエンザの流行を取り巻く社会が描かれています。
マスコミの報道、近所の人の噂、ネットの特定、感染者を叩く風潮。
ワクチンをめぐるいさかい。
ああ、あるある。
いや今の時期はあったあったというべきか。
新型コロナウイルス流行初期に見た景色です。
一見すると社会風刺かと思いきや、驚くべきはなんとこれが2019年7月に刊行されていること。
コロナのパンデミックは2019年冬。
まさかコロナ禍の直前に、この題材を取り上げ、文章を書くことができるなんて。タイムリーすぎやしませんか。
ほんとにちょっと信じられない気持ちです。
「予言の書」と語るレビューもありますね。
あの新型インフルエンザは大流行したものの、規模やウィルスの強さは従来のインフルエンザとさほど変わらない結果となった。亡くなる人は少なくないため軽視してはいけないのは事実だが、それにしても今から思えば、あれは必要以上の狂騒とも取れた
ハシビロコウ
タイトルの「クジラアタマの王様」とは、ハシビロコウという鳥の別名らしいです。
ハシビロコウ。めったに動かない鳥として有名です。
フドウくん。
イジリー岡田にだけ反応するという相席食堂の動画が面白い。
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鳥インフルエンザ
2022年~2023年の冬、鳥インフルエンザのニュースをよく目にします。
職場の近くの養鶏場でも鳥インフルエンザが確認されました。
殺処分や防疫作業、大変そうですね。
従事者は県と市の職員とのこと。
大型の観光バスに乗り合わせて、交代制で24時間。
化学防護服を3重に着ているそうです。
普段の仕事がありながらも、動員されて作業されているそうです。
そんな仕事もあるなんて、近くで発生しなければ知らないままでした。
何事も、危機の時に動いてくれている人は必ずいるんですよね。感謝。
最近
家事、育児、仕事がたいへんで、しばらくアウトプットできてなかった。
ようやく年が明けたような感覚です。
今年も、ゆるーく読んだ本やら思った事を書いていけたらいいな。
本屋大賞ノミネートが発表されました!
既に読んだのは「#真相をお話しします」のみ!
1冊/10冊でした。
さっそく5冊買ってきました!
発表までに全作読みたい。
以上