本屋大賞2024ノミネート作品の感想①
本屋大賞2024ノミネート作品まとめて感想①
とりあえず3冊分!
「存在のすべてを」と「成瀬は天下をとりにいく」は別記事で書いてます。
〇『君が手にするはずだった黄金について』小川哲/新潮社
読んでる時に、フィクションなのかエッセイなのか分からなくなるような不思議な瞬間が度々訪れました。不思議な感覚!
主人公はおそらく著者自身。
実際の出来事がベースになっていると思います。
去年の「君のクイズ」はあんまりハマらなかったので、苦手意識があったけど、これは面白かった!!
2011年3月10日に何をしていたか、記憶にありますか?
東日本大震災の当日あの時間に何をしていたかは覚えてる人が多いと思います。
その前日。
僕はすっかり記憶にありません。
当時大学1回生→2回生の春休み。
部活はオフの日だったはず。
なにしてたんやろ。
人生とは、そんな1日1日の積み重ねなのかもしれません。
〇『黄色い家』川上未映子/中央公論新社
おもしろかった!
ストーリーに引きずりこまれすぎて頁をめくる手が止まりませんでした。
クライム・サスペンス(犯罪小説)でスリル満載。
全然抜け出せませんでした。
ただ、ちょっと内容ヘビーすぎて読むのがしんどかったです。
重かった。読了後にズーンってなってしまった。超高カロリーでした。
なにが正でなにが悪か分からなくなるね。
ヨンスやジフンの話らへんが好きでした。
〇『リカバリー・カバヒコ』青山美智子/光文社
こっちはあったかかった!
本屋大賞ノミネート常連の青山さんらしさ全開の作品でした。
みんなちょっとした悩みや痛みを抱えてて、それぞれに乗り越えていくんやなー。
悩みがゼロの人なんておらんのやろなーと思うと、生きるのがちょっと楽になりました。
それに尽きるんやろうな。
肝に銘じます。
とりあえず今読んだとこまで!3冊分!
以上
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