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【園・学校とのやりとり~支援会議(面談)でのやりとり】

Hi, there! Mickyです。今回は、支援会議(学校面談)の進め方のコツをお伝えしますね。

それぞれの解説は、リストの後に続きます。


面談前の準備リスト




学校の先生と何話そう?





1.要望がいくつあるか事前に宣言する



最初に宣言しよう



こちら側からの要望や伝達事項など、カテゴリー別にいくつあるかを事前に宣言しておくと、会議の事項書づくりや当日の進行がスムーズです。
要望・お知らせは、本人(または周囲)の困り感が強いものから順に伝えてください。会議日程が決まったら、連絡帳やメモに書き、前もって先生に伝えておきましょう。
(友達関係のお願いが1つ、薬のことでお知らせが1つ、学習支援に関するお願いが2つあります、など)

2.要望・結論から伝える


要望を先に提示することで、先生達がそれに対して「実現可能か」「条件付きで実現可能か」「学校では対応不可だがどの機関と連携するべきか」など、思考を巡らせながら話を聞けるようになります。
要望・結論を提示してから理由やその背景を根拠として述べることで、説得力が増すという効果もありますよ。

詳細を先に語りすぎると、時間的にも保護者の感情的にも子どもがどれだけ苦しい思いをしているかを訴えるだけで終わってしまうことがありますので、そういったことを防ぐ側面もあります。

もし、こちらの話も聞かず「無理です」と言われたら、

「この件は、理由や詳細を聞くことなく『学校から』拒絶されたという風に受け取ってよろしいですか?」

と、全員の前で確認してください。個人の見解なのか学校としての対応がソレなのかを、ハッキリさせましょう。困り顔で言うのがコツです。



困り顔の練習をしましょう


3.支援のビジョンを明確にする


支援の方向性を保護者が持てていることは、強みです。
保護者が迷ったままだと、園や学校としても支援の方向性を決められなかったり、やりたい支援があっても踏み切れなかったりします。
まだ自分でビジョンを持てていなくても、先生達に積極的に質問することで、自分が求めるものの方向性が見えてきますよ。

支援計画書や支援会議では、
「臨機応変に」
「発達に応じた支援を行う」
「子どもに寄り添う」
「子どもを見守る」という言葉が並びます。


それらが具体的にどういうことなのか、ひとつひとつを明確にしていきましょう。
私達が欲しいのは聞こえの良い言葉ではなく、明確な支援内容です。
先生にどんどん質問しましょう!

ここの具体性について共通理解が成されていないと、トラブルの原因になります。
その場で答えが出ない場合は、後日先生に文書にしてもらい、保護者を含む会議参加者で確認しましょう。
(確認後は、記録として子どもの支援ファイルに挟んでおいてもらうと良いですよ)


4.敵意がないことを示す


毅然とした態度で園や学校に物申すことと、攻撃的であることは違います。「会議」の場では、建設的に話し合えるよう努めましょう。
保護者と園や学校は、本来、チームです。
※文句をブチまけ怒りを表明する必要がある場合は、別の機会を設けて下さい

支援会議は、日々の業務がある中、特別に設定しているものです。
自分も相手も大切な時間を使ってその場にいることを、忘れずにいたいですよね。
「お願いします」「ありがとうございます」は、言い過ぎて損をすることはないと思います。

「あの保護者さん、話がわかりやすいからこっちも動きやすい。『ありがとう』って言ってくれるし、大変だけど頑張ろう!」
と、先生に思ってもらえれば、それは子どもの利益に繋がります。

すべての支援会議が、実りあるものとなりますように。

次回は、『学校の「誰」に言えばいいの?』という疑問へのガイドを掲載しようと思います。