【過去問解説】(単問)本郷中学-算数-平成28年度-第1回-[5]学年とクラスの問題
論理系の問題を解くときのポイントになる条件整理の仕方に特徴がある問題です。
"〜することができない"から導かれる内容を整理する方法を覚えておくと、応用がききます。有名なシンガポールの算数問題「シェリルの誕生日」も解けるようになるでしょう。
考え方:
正解は、学年とクラスとそれぞれ選択肢が1つしかないものを組み合わせたもの。"与えられた情報"から"判断できること"を明確にして、選択肢を整理しながら考える。
解き方:
(1):B君「ぼくはA君のクラスが①から⑩のうちどれかが正解かわからないけど、C君もまだ正解がわからないことがわかった。」
↓
B君は、ヒントとして学年を聞いた上で、10個の選択肢を見て、ヒントとしてクラスだけを聞いているC君も正解がわからないと断定したことになります。
10個の選択肢のうちにクラスの選択肢が1つになる(クラスが重複しない)⑩があります。そのため、B君が、⑩を含む学年(3年生)を聞いていた場合は、選択肢を見ただけで「C君に正解がわからない」と断定することはできません。この"断定することができない"ってのがポイントですね。
ということで、C君は、クラスの情報だけで正解がわからない学年(1年生か2年生)を聞いていたことになり、そのため、選択肢が……
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